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イケメン上司のラブ甘な求愛

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  • 作家藍川せりか
  • イラストこたん2号
  • 販売日2016/09/14
  • 販売価格300円

『次はいつ会えるの?』彼氏じゃないあの人に送るメッセージは読んでもらえないってわかっている。
でも、身体だけでも近づきたいと願ったのは私――素直に好きだと伝えられなくて、好きな人から大事にしてもらえなくて、辛い気持ちが限界に達した美香は、会社の親睦会で酔って上司の工藤さんを誘惑してしまう。
あなたは都合がいいだけのオトコなの――十歳年上の工藤さんはそんな美香の全てを受け入れる優しい人。会社での評価も抜群に高い。工藤さんに女性の噂が立つとなぜかイライラしてしまう美香は、工藤さんに対する気持ちの変化に戸惑う。
自分だけが知っている工藤さんの秘密も愛おしく思うようになった矢先に事件が起こって……!?


「赤坂(あかさか)、大丈夫か?」
「大丈夫じゃ、ないです……」
 ぐるぐると目の前が回る。
 覚束(おぼつか)ない足取りで歩く私を支えてくれている男性──。
 揺れる視界の中、私のことを心配そうに見つめているのは、上司である工藤誠司(くどうせいじ)、三十五歳。
 私たちの勤めているVGコミュニケーションズは、携帯電話やインターネットなどの無線通信サービスを扱う大手電機通信事業者。彼はその中のBエリアチームの営業部長。若いのに仕事ができる工藤さんは、顔よし頭よしのエリートサラリーマンだ。
 長身でスタイルもよく、クールな雰囲気で一見冷たそうに見えるけれど、爽やかな笑顔が素敵で女性社員からとても人気。
 今日はうちの販売代理店の方々を集めての親睦会だった。
 二次会まで参加する予定じゃなかったのに、数時間前に超絶嫌なことがあった私は、勢いで参加することにした。そして飲みすぎてしまい、店を出るなり千鳥足になって工藤さんに支えられている。
「送っていくよ」
 こくんと頷いて、工藤さんの体に手を回した。
 スーツ越しに感じる男らしい身体。私の体を力強く抱きしめてくれている仕草に身を預けて、彼の首元に顔を埋めた。
「赤坂……?」
 首元に唇を寄せると、彼の体温が伝わってくる。優しい香りのする肌を感じて熱くなる息を吹きかけた。
「……早く横になりたい」
 トラップを仕掛けたのは私。
 必死で理性を保とうとしていた彼だったけれど、家の場所も言わずにぐったりとしている私を見かねて、ホテルへと向かってくれた。
 大きなベッドに導かれて、柔らかい感触に包まれる。
「ほら、横になって」
「うーん……。工藤さんも一緒に」
「だめだって。……あっ!」
 上から私を覗き込んでいる工藤さんのネクタイを引っ張ってベッドへ引き寄せた。
「こんなことをして大丈夫……? 俺なんて赤坂からすればオジサンだろ? それに……」
「いいの、早く……」
 ベッドの上に横になると、戸惑ったままの彼のスーツに手を伸ばして、ジャケットの奥へと手を忍ばせる。
「いや、でも……」
 これ以上の会話はいらないと工藤さんにキスをすると、彼は何も言わなくなった。そして私からのキスに応えるように舌を絡ませ、息を忘れるような情熱的な口づけを繰り返す。
 さすが女性社員から人気なだけある。私を見下ろす少し彫の深い顔立ちは色っぽい。大人の男性って感じで、仕草の一つ一つに余裕があって、甘い雰囲気がたっぷり。
 きっとモテるだろうし、今までさぞかし色々な経験をしてきたことだろう。
 彼の指先が私の身体に触れていくたび、ぞくぞくと体が戦慄(わなな)いて快感が押し寄せてくる。大人な彼はどんなセ○クスをするんだろう。期待に胸を膨らませながら、酔いに任せて大胆に彼の背中に手を回した。

ご意見・ご感想

編集部

器用に生きている女性ほど不器用なんですよね…
なににって? 恋愛にですよ!!(←急な力説( ゚Д゚))

処世術を身に付けて上手に立ち回っているつもりでも、
自分の心の中にある寂しさはごまかせない…(泣)

美香さんの生き方はまさに「意地っ張りなデキる女」の象徴のようで…
素直になればいいのに――
相手の胸に迷いなく飛び込んでしまえばいいのに――

美香さんに共感して、応援して、もどかしさにちょっと突っ込みを入れつつ、
ぜひともお楽しみ頂きたい作品です!!

意固地な美香さんに無限&無償の愛を捧げてくれる誠司さん、
全てを持ち合わせたパーフェクトな彼の…意外な秘密が物語の鍵になります♪

身体だけでいいの?
心までは望んでないの?
本当はそうじゃないんじゃない?

「触れる」を飛び越えて「つながる」からスタートした二人が、
大人でセクシーで、でもどこまでもキュートな愛で結ばれていく様子に、
どうぞ想いを馳せてお楽しみ下さいませ♪

読めば読むほどに、心があったかくなりますから(*´∇`*)

2016年9月14日 1:47 PM

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