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【加藤文果ベストセレクション】ブライダル・トップロマンス

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  • 作家加藤文果
  • イラスト繭果あこ
  • 販売日2016/02/22
  • 販売価格600円

いやじゃないだろう、素直になりなさい――奥手で真面目がとりえのOLヒロイン達。「このままでいいのかな?」と小さな不満を抱えていてもそれなりに満足、日常に変化なんてないと思っていたのに。会社の上司が、社長が、美形セレブが、財閥の跡取りが……純粋でまだ未開発なヒロイン達を、鮮やかな手ほどきで惑わせる。「ほら、怖がることはないよ」魅惑的なささやきとレッスンに深く溺れてゆくヒロイン達がたどる、快楽に満ちた珠玉のブライダルLOVEストーリー。揺れる心が次第に享楽の世界を知って……。艶やかに乱れる背徳ロマンス『世にも過剰なブルジョアジーの婚前恋愛実習』他3編収録!!

「だいぶ濡れるようになったんじゃないか」
佐藤(さとう)主任の指が、私のアソコにクチュッと潜り込んで来た。
「しゅ、主任……勤務中ですっ……」
朝礼後のことだ。オフィスを見渡す角位置にある主任のデスクに並んで座って、書類チェックをしてもらうことになった。ところが佐藤主任が「ちょっと調べておこう」と手にしたのは文書ではなく、私のスカートの裾だった。
「男性にとっては、朝のコンディションは重要になってくる。女性だって、年頃になれば一日の始まりに性欲を自覚して当然なんだ。結婚したら起き掛けにセックスすることだって考えられるんだから、午前中のコンディションは知っておいて損はないだろう」
「だ、だって……こんな場所でっ」
「彼氏と結婚する前にセックスに免疫を付けていきたいって希望していたのは侑実(ゆみ)ちゃん、君の方だろう」
「それは、そうですけど……」
昨日は酔っていたのか、私は社内の飲み会の後、二次会に流れて佐藤主任に性の悩みをぶちまけてしまった。
包容力があって面倒見がよく、だれからも頼りにされる彼に、ほのかな憧れを抱いていたからかもしれない。若干、自己中だけど、長身で引き締まった体つきと甘いマスクは映画俳優顔負けで、社内の女性達にも圧倒的な人気がある上司だ。
「自分が濡れにくい体質だってこぼしてたけど、思い違いなんじゃないか。昨日触ったときは確かに反応が鈍かったけど、少しレッスンしただけで大分感度が上がって来ただろう」
「い、いやっ……社内でそんなこと言うのやめてください」
「失礼だけど、侑実ちゃんはセックスの良さを知ったらのめり込むと思うよ。少女っぽい顔立ちと小柄な体つきで25歳の割には若く見えるけど、ふとしたときに見せる表情や仕草に男好きする部分が潜んでるんだよな。まだ未発達なのに体付きもエッチっぽいし、経験を積んでおくほど良くなるはずだ」
「ウソ……あっ、あぁん、そんな所までっ」
まさか勤務中にストッキングを降ろされ、パンティーの中まで調べられるなんて、だれが予想するだろうか。驚きとショックで体を強張(こわば)らせたまま周囲を見回すと、目線の高さで仕切られたパーテーションの向こうはいつもの平和なオフィスの光景が広がっている。すぐそばでセクハラまがいの行為が行われているというのに、他の社員達が気づいている様子はなかった。先輩社員や同僚たちが、真面目にデスクに向かう、いつもの職場の光景を尻目に、主任の淫らな指はクチュクチュと私のパンティーの中で抜き差しの動作まで行われている。こんな姿をお局の真里(まり)先輩や同期入社の直也(なおや)や悠一(ゆういち)たちに見つかったりしたら、私はもう会社にいられなくなってしまう。
「あっ……あぁんっ、お願いっ……もう許してっ」
仕事中だというのに、膣内に施された淫らな摩擦で私は体を引き攣(つ)らせてしまった。
「どうしたの。このままでは結婚が不安で仕方がないって、君の方からセックスの相談を持ちかけてきたんでしょう。その悩みをできるだけ取り除いてあげたいと思ってるんだよ。日にちがないんだから、初夜に向けて少しでも準備しておいた方がいい。奥手の彼と結婚するんだから、こっちまで経験が浅いと失敗してトラウマになりかねないよ」
「それは……そうですけど……」
主任はいつの間にか、スカートをペロリとめくり上げて私の恥ずかしい部分までもむき出しにしてしまっている。背中側からは午前中の明るい日差しが差し込んでいて、薄い陰毛から覗く割れ目の縦線にピンクの粘膜がのぞき、主任の太い指がズブッズブッと差し込まれるのが見えた。
「ヒィッ……あぁぁんっ、もうっ許してくださいっ」
体内で、今までに感じたことのないような甘美なうねりが湧き上がってきた。その未知の感覚への戸惑いと、今にもだれかが席を立ってこの有様を覗かれてしまうのではないかという恐怖に気を失いそうだ。
「ふふ……今朝はこれぐらいにしておこうか。書類はこれでいい。会議までに人数分用意しておいてくれ」
佐藤主任はいつもの様子に戻って、私に仕事の指示を出してくる。片頬を少し上げた悪戯っぽい表情は男らしさの中にどこかチャーミングな魅力があって、私は胸の奥がキュンッと高鳴ってきてしまう。
「わ……わかりましたっ」
慌ててパンティーとストッキングをずり上げ、身なりを整えてから私はコピー機へ向かう。
(こんな愛撫初めて……男性の指って、こんなに気持ちいいものなの?)
ゴツゴツした感触が、まだ体内に残っている気がする。体から熱い蜜がツーッと溢れ下着を濡らしているのがわかった。
(この私が……!?信じられない……)
体の火照りは午前中もずっと治まらなかった。

ご意見・ご感想

編集部

♪編集部です♪
夢中文庫から、珠玉のストーリー合本版第1弾発売でございます!!
ジーン、じーん…(感動の音)
「普通」に頑張る、ちょっとだけ後ろ向きな気持ちになっちゃうこともある、そんなOLヒロインちゃん達が、ふとしたきっかけ(…と見せかけた企み!?)から、エグゼクティブなヒーローに身も心も絡め取られていっちゃいます!!
ボリューム満点の4編☆彼女達がたどる悩ましくもロマンティックな「幸せ」のかたち…さぁ、見届けちゃって下さいませ!!

2016年2月22日 12:00 PM

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