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【加藤文果ベストセレクション】無垢な素肌にとろける寵愛

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  • 作家加藤文果
  • イラスト中田恵
  • 販売日2016/09/20
  • 販売価格600円

なんて美味しそうなんだ、このままおかしくなってしまっていいんだよ――勤務態度は至って良好、真面目で初心な彼女達は、自分が男性の目を引く存在だなんて少しも思っていない。控えめに一生懸命仕事に励み、休みの日は友人の結婚式に出席するなど、ごく普通の生活を送っていた。でも、気付かぬうちに野獣のターゲットにされていて……!妖艶な視線を注ぐ上司、大家、大学生に新郎の友人達……私の無垢な資質があの人の歪んだ愛を引き出したの!?彼女達の願望が曝け出され、イケメン上司にボディチェックされてゆく。身体を密着させた過激な検査の悦びに抗えなくて――好評発売中コミックの原作を含む豪華4作品収録!

その指がパンティーの中に潜り込んで来た瞬間、ヌルッとした感触が股布に伝わるのを感じて、私は心臓が止まりそうになった。
(まさか私……濡れちゃってる……!?)
「ふふ、感じやすいんだね」
 斜め後ろにいた長身の男性の声に、思わずカァッと頬が熱くなる。ヒップタッチの段階から、私は体がざわめく気配を感じていた。それを相手に見透かされてしまったのだろうか。
 混雑した電車内で、乗客同士の体はありえないほど密着していく。一部の心無い男性が出来心で意図的に体に触れてくることも、ラッシュ時には避けられない状態だ。
 男の人の体温の高さや筋肉の厚みに面食らってしまうのはこんなときだ。しかも、今日乗った電車で遭遇したのは、普通の痴漢ではなかった。
「や、やめて……ください……」
 周囲の目が気になって、助けを求めることさえできない。私は中途半端な声を出した恥ずかしさにうつむいてしまった。
「そんなに頬を上気させて……もっとしてほしいって、おねだりしてるのかな」
 背中側に立った相手は下腹部をギュッと押し付けてくる。中心部に猛々しい強張りを感じて私は息を飲んだ。
(……こ、これ……おちんちんなの……?)
 ショックで頭がパニックになってしまう。
 通勤時の痴漢行為で、何度か私と接触している男性だった。混雑状況で軽く体が触れ合う事態が発生するのが仕方ないとしても、いつも降車駅ギリギリまで接触してくるのは、間違いなくこの人だ。彼の行為は、この数週間エスカレートしている。
 ダークグレーのスーツを着た背の高いシルエットがいつも背後にいた。40歳位だろうか。黒いフレームのメガネが似合っていて、チラッと横顔を伺えば、知的な面立ちは研究職に見えなくもなかった。こんな大人の男性がもし身近にいたら、プライベートなことまで何でも相談したくなるかもしれない。仕立てのよさそうなスーツの質感と、ほのかなオリエンタルライムが混ざったような柑橘系コロンの香りもセクシーな男の色気を感じさせる。
(……信じられない、こんな人が……)
 相手を特定しているとは言え、被害状況によっては自意識過剰だと思われそうだし、ギュウギュウ詰めの車両内では痴漢行為を追及していくのは難しい。その彼にいきなり、別の女性の名前で呼びかけられたとき、私は自分に何が起こったのかわからなかった。
「“触られたがり”のエミさんは、こんな満員電車がお好みってわけか」
「えっ……だ、誰ですって! ……エミって……?」
「アキモトですよ。掲示板見て、あなたの願望叶えに来ました」
(……ひ、人違いされてるんだ! ……)
 低くかすれた声が鼓膜を揺らすと、首筋にゾワッと鳥肌が立った。その余韻が体中に不思議なバイブレーションとなって流れ込み、私は足元がグラリと揺らいだような気がした。
「ちょ……ちょっと待ってくださいっ……」
「ふふ、痴漢プレイしたいなんて……ほんとうにエッチなコだね。あんな淫乱なリクエストの書き込みしたのが、こんな可愛い女性だなんて思わなかったよ……」
「どういうことですか……誤解ですっ……」
「清純そうで、凛としたスーツ姿の下は想像以上にナイスボディのようだ。本当に好きにしていいんだね」
「い、いやっ……人違いで……わ、私は結衣(ゆい)ですけどっ……」
 車体の振動音で私の声が聞こえなかったのか、彼が動じた様子はなかった。体をよじっても彼の手は遠慮なくお尻を撫で上げてきた。丸みを包み込むような大きな手によって通勤用スカートは既に上にたくし上げられ、ストッキングが膝上までずり下げられた状態だ。パンティーに潜り込んだ太い指が後ろの丸みに沿ってさわさわと臀部上をたどっていく。
「キャッ……んんっ……!」
「こんな風に、されたかったんだね」
(いやぁっ……勘違いしてる……!)

ご意見・ご感想

編集部

加藤先生の合本第3弾!!

計画があって……?
秘めた思いがあって……?
それともそれが愛の形……?

弱気で何事とも疑うことを知らないような乙女に、
時に熱く、時にそっと優しく触れてくる男性達。
初めは気づかないほどソフトに、それが徐々に激しく快感を伴うように触れられるから、
乙女は否が応にも反応してしまう。

――“痴漢”を超えた深い愛を全身で感じるヒロイン達
――無限の言葉と愛撫でエロティックに誘い込むヒーロー達

押し寄せる官能と満足間違いなしの深奥的ボリュームを心ゆくまでお楽しみ下さいませ(*’ω’*)

2016年9月20日 8:53 PM

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