夢中文庫

苦手な社長だったのに!~不覚にも、捧げてもいいと思ってしまいました~

  • 作家ひなの琴莉
  • イラストヤミ香
  • 販売日2016/10/12
  • 販売価格500円

社長ったら変態発言ばっかり!「今日もスタイルいいねー。相変わらず美人だね。男が放っておかないでしょ?」危うい発言をしてくる桐岡社長のことが苦手なさゆみは、過去に傷ついた恋愛をしてから、恋をせずに仕事に打ち込んできた。なのに秘書室、社長チームに異動になり心に傷をつけられた元カレと同じ部署になってしまう。優秀な社長の元で頑張ろうと決意したのだけど…。チャラくて、エッチなことばかり言う社長にいつも苛々していた。そんなある日、社長の意外な一面を見て不覚にもときめいてしまった。社長とは身分差もあり、不釣り合いだけれども、どんどん好きになってしまう。そんな時に元カレが「やり直そう」と言ってきて…。

プロローグ
 社長に書類を届けるため、社長室をノックをすると、
「どうぞ」
 社長の明るくのんきな声が聞こえてきた。
 中に入ると背もたれの高い椅子に座った桐岡(きりおか)社長が笑顔を向けている。背が大きくて、よく鍛え上げられた筋肉質な体にぴったりサイズのスーツ。ネクタイはピンクのドット柄。とても似合っている。肌の色は焼けて黒くなっている桐岡社長は、大男という感じで迫力がある。
「さゆみちゃん、どうした?」
「……苗字で呼んでくださいと、何度も伝えているはずですが」
 あえて冷たい口調で言う。そうじゃなければ、人の領域にどんどんと入ってくるから。パーソナルスペースにもズカズカと入ってくるタイプなのだ。
 桐岡社長は人懐っこい性格で、誰とでも仲良く話せてしまう。偉い人なのに、偉ぶることもなく、人を選ばずに平等に話せる人だ。
 私は、人との距離を縮めていくのが苦手なほうで……。本当に心が開けるまでにかなりの時間がかかってしまう。特に、いつも破廉恥なことを言って楽しそうにしている桐岡社長は得意じゃない。苦手な分類の人間だ。自分の会社のボスじゃなければ、絶対に関わらないであろう。
 書類を渡すと手首を捕まえられる。ハッとして、引っ込めようとしても力強くてびくとも動かない。私は桐岡社長を睨(にら)む。
「捕まえた」
 口元をクイっと上げて、瞳を細めている。
──あぁ……これは、マズイ……。
 胸がドクドクと嫌な動きをする。
 桐岡社長に対して、本気で怒っている視線を向けた。けれど、彼はとても愉快そうにしている。
 桐岡社長が立ち上がると、手を掴(つか)んだままデスクの横を通って私の近くにやってきた。
「俺は、可愛い子のことは名前で呼びたいの」
「室長のことも名前で呼んでいるじゃないですか」
「男女問わず」
 ああ言えばこう言う。
 呆(あき)れていると、桐岡社長が私を力強く引き寄せて抱きしめた。……し、仕事中になんてことするのよ! 叫びたいけれど、声がでない。……なんで?
 むにゅ。
 胸を揉(も)まれる。スーツの上から遠慮なく揉み揉みとされて、私の開いた口が塞がらない。
「しゃ、しゃ……ちょ!」
「さゆみちゃんのおっぱいって、ちょうどいい。弾力、大きさ、形……。直接触ったらもっとわかると思うけど……見てあげようか?」
 直接触らなくても、見なくても結構です。
 桐岡社長からなんとか逃げようとするけど、不覚にも私ったら……
「あぁぁんっ」
 感じてしまい、自分でも驚くような甘ったるい喘(あえ)ぎ声を出してしまった。
 顔も、耳も……全身がとてつもなく、熱い……。あんなに毛嫌いしている桐岡社長に揉まれているというのに! 溶けてしまいそうなほど、熱を帯びている。
「んっ……、いっやぁ」
「あれ、感じちゃってるの? エッチな顔になってる。可愛いね……」

ご意見・ご感想

編集部

あの人の意外な一面に、不覚にもときめきが止まらない…!!

さゆみちゃんは仕事に一生懸命なキャリーウーマン☆
その努力が認められ、社長チームに異動することに!
イケメン社長と素敵な日々が始まるかと思いきや、
なんと桐岡社長は男女分け隔てなく変態発言をする、
セクハラ社長だったのです?!

そんな桐岡社長に苦手意識を持っていたさゆみちゃんですが、
ある日、夜の社長室で彼の意外な一面を見てしまい、世界が180度ひっくり返っていきます!

息をつく間もないほどのギャップに次ぐギャップで、
ドキドキとキュンキュンが止まりません!
え?この行動にはこんな意味が?
この人はこんなキャラなの?などなど!
ギャップ好きにはたまらない展開が満載( *´艸`)

ズルいくらい可愛らしくてちょっぴり切ないおふたりの恋路、
くれぐれもお見逃しなく!

2016年10月12日 12:26 PM

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