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俺様御曹司と、結婚生活もどきをすることになりまして!?

  • 作家ひなの琴莉
  • イラスト弓槻みあ
  • 販売日2017/03/24
  • 販売価格700円

「気に入った。お前を嫁候補にしてやる」年齢=彼氏いない歴の地味なOL亜由子は、そろそろ結婚して親を安心させたい。でも愛のない結婚は嫌、と恋活をしてみようかと考えていた。そんなある日、五歳も年下の俺様御曹司になぜか気に入られてしまい、擬似結婚生活をすることに!? キスと、愛撫……、挿入なしでトロトロにされてしまう日々……。俺様で自分勝手なのだけど、優しい一面や甘えてくるところがかわいくて、遊ばれているだけだと思いつつ、気がつけば恋に落ちてしまう。でも、身分差も年の差もありすぎて自分には明らかに不釣り合い。好きになっちゃいけないと思うのに――。どんどんハマってしまい……?

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プロローグ
 リビングに入ると、モデルルームのように生活感のない光景が広がっていた。大きな窓からは東京の景色が一望できる。
「……すごい」
「この景色を見ながら、いつでも、亜由子(あゆこ)を犯してやるよ」
「は?」
 危険人物とふたりきりなことをすっかりと忘れていた。突然、後ろから抱きしめられる。副社長のいい香りが鼻を通り抜け、一気に体温が上がった。
「……あのっ」
「亜由子って、こんな香りなんだな……」
 やさしい声音に胸が跳ねる。
 さらに、ギュッと強く抱きしめられて、なにも言えなくなってしまった。
「亜由子と、この生活が楽しみだ」
 本気で言っているのだろうか。あんなに美人がたくさんいたのに、どうして私を気に入ったの?
 体を回転させられて向かい合う形になると、じっと見下された。メガネを外されて窓の縁に置かれる。
「あぁ……やっぱり」
 なにが、やっぱりなのだろう。ド近眼ではないから、メガネを取られてもすぐ近くにいる副社長の顔色は見えた。
 熱っぽい視線を向けられて動揺していると、顔がだんだんと近づいてくる。逃げようとしたのに、足が床にくっついてしまったかのように動けなくて。頭の後ろを大きな手のひらで抑えられ、抵抗する暇もなく、唇が重なってしまった。
 驚いて瞳をギュッと閉じると、唇を割って副社長の舌が入り込んでくる。口の中を弄られ、私の固まっている舌と、副社長の舌を絡め合う。
 ジュルッと音を立ててキスをされ、ファーストキスだった私は立っていることすら辛くなってきた。唇が離れると腰を抱いて支えてくれる。
 口をパクパクさせて空気を吸い込んでいると、副社長がクスクスと笑い出した。
「まさか、今のが……ファーストキスとか、言わないよな?」
「……っ」
 冷静なふりをしようと思っているけれど、とにかく、熱い。顔が真っ赤になっているかもしれない。ファーストキスなのが恥ずかしくて、必死で副社長のことを睨む。
「マジかよ。三十路でファーストキスか……」
「わ、悪かったわね!」
 やっとのことで言い返すと、副社長は片方の口元をクイッと上げた。
「ますます、気に入った」
「……えっ、ちょっ」
 ふたたび、お米様抱っこをされる。身長差があるから、簡単に持ち上げられてしまうのだ。足をバタバタさせるが無意味……。
「降ろして!」
「うるせぇ。いい子にしろ。気持ちよくしてやるから」
 身の危険が迫っております!
 どうしたらいい?
 考える暇もなく寝室に連れて行かれ、ベッドに寝かされた。ふんわりとした寝心地のいいベッドなのに、リラックスなんて、まったくできない!
 私を組み敷いた副社長がニヤニヤして見下ろしている。
「怖いのか?」
「心の準備ができてないですし! だって、私はミーティングに参加しただけなのにっ」
「どうして、エ○チすることになっちゃったんだろうって?」
 かわいい顔をして破廉恥なことを言わないでほしい。
「お願いします、あの、いやぁっ」
 私の胸を服の上から鷲づかみされた。そして、揉みしだかれる。
 カットソーの中に手が入ってきて素肌に触れてきた。
「バンザイして」
 頭が追いつかない。
 言われた通りにバンザイすると、服とキャミソールを脱がされてベージュ色のブラジャーだけになった。
「地味な下着だな」
「……」
 人に見せるなんて思っていなかったから、下着に気を使ったことはない。副社長が私の背中に手を入れてホックを器用に外すと、胸があらわになった。
「いやっ」
 恥ずかしくて手を胸の前でクロスにして隠すが、手をつかまれて開かれる。副社長の綺麗な瞳に見つめられているのだと思ったら、ありえないほどの羞恥心に襲われた。
 な、なんなの……この状況……。

ご意見・ご感想

編集部

一生懸命仕事をして、家に帰ったらお酒を煽って眠る…
そんな男っ気のない生活を送る亜由子ちゃん。
いつかは愛のある結婚生活で、両親を安心させてあげたいなぁ…
なんて考えるとっても良い子ちゃんです(*^^*)

しかし、その願いに一番遠い形で出会いがやってきます……!!
なんと、亜由子ちゃんを初対面でいきなり「ブス」と呼んでくるような
俺様御曹司・斗真くんとお試し結婚生活をすることに!?!?!?!?
神様!愛が!愛のある結婚を望んだばっかりなのにー!のにー!のにー!(エコー)

心にグサグサくる台詞を言うと思えば、亜由子ちゃんにべったり甘えたり、
急に迫ってきたりする斗真くん…
5歳も年下で、しかも将来を約束されているハイスペックな彼に
亜由子ちゃんは翻弄されてしまいますが…
斗真くん、なにやら亜由子ちゃんの知らない、なにかを知っているようで……?

斗真くんの本心は何なのか?
そして亜由子ちゃんは愛のある結婚を手に入れることができるのか!?

キュンキュンしつつもちょっと切ない、大人なラブ・ストーリー♪
今作キュートな挿絵入りです!
ぜひお見逃しなく(*´艸`*)

2017年3月24日 9:48 AM

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