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君と彩る極上の恋─メロディに甘く蕩けて─

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  • 作家雛瀬智美
  • イラスト炎かりよ
  • 販売日2017/02/24
  • 販売価格300円

生まれてはじめてされた告白は、初恋の王子様からだった──。
高校二年生の時に、大財閥の御曹司・遠山遼一に告白された彩月。お金持ちの跡取りだけど気取ったりしない、優しく温かな遼一とその家族のおかげで、ふたりは良好な関係を続けていたけれど……彩月には一つの悩みが。それは、遼一が慎重すぎること! 甘い言葉を囁いて、キスもしてくれるけど、それ以上の何かを彼は求めてこない。そして、そんなじれったいほどに優しい彼と関係を進められたのは、付き合って三年が過ぎた頃だった。
「俺の時間も俺も彩月のものだから……、その代わり、君も俺のものだよ」
大胆な発言とは裏腹に奥手な彼にモヤモヤさせられて……!?

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 高校二年の二学期の終わり。
 私は生まれてはじめて告白というものを受けた。
 相手は、はじめて恋をした王子様。
「……君が好きなんだ。僕と付き合ってくれませんか?」
 私は目の前の現実が信じられず、思わず口元を覆った。
 ここは、閉店間際のパン屋であり、まったくロマンティックなシチュエーションではなかったが、目の前に立つ人はロマンティックのすべてを背負っていた。
 お金持ちの子息が通う私立の高校の制服は彼のために仕立てられたかのようだ。
 きっと彼のためだけの特注品。
「え、え、今なんて?」
 うろたえて次の言葉が出てこない。
 ずっと、憧れていた。
 彼がこの店をはじめて訪れた日に、ひとめで惹かれて恋心を秘めてきた。
 だからこそ、この現実を受け止めることは容易ではなかった。
 遠山遼一(とおやまりよういち)。
 遠山財閥の子息であり長男で跡取り。
 親の七光りと呼ばせないくらい、彼は何もかもが完璧な王子様。
 学校が違っても、彼の噂は色んな人から耳に入ったから、情報なんて調べなくてもいいくらいだった。
「あの、本気ですか?」
「証拠見せようか?」
 彼の瞳に嘘はなかったが、私は自分にこんな夢みたいなできごとが起きるなんて今日まで予想だにしていなかったのだ。
 ふわり、抱きしめられる。テーブルを拭いていたふきんが手のひらから落ちた。
 彼は、背が高くて私の半身が浮いてしまう。
 気づいたのか、さりげなく腰を屈めてもう一度抱きしめなおしてくれた。
「と、遠山くん?」
「君のお家のパンは心がこもってて、美味くて大好きだよ。でも、君と付き合ったら毎日食べれるのかなあとか、そういう下心で、告白したんじゃないよ」
「わ、そんなこと疑ってないです! ただ、どうして、私に好きって言ってくれたのかなって」
「恋に落ちるのに理由はいらないんじゃいかな」
「……、う、うん」
 とんでもない殺し文句に、くらりとめまいがした。
 急によろけて体勢を崩した私は、長い腕に支えられる。
「大丈夫?」
 にこにこっ、と邪気のない顔で微笑まれ、何を言ったらいいか、もうわからなくなった。
(ど、どうしたらいいの。好きな人に告白されるなんて、こんなこと二度とないに決まってるわ)
 私は必死の思いで彼の制服の裾を指先で掴んだ。
「わ、私も好き!」
「よかった。両想いだったんだね」
 また強く抱きしめられて、胸が、きゅんと鳴る。
「片思いでも振り向かせるつもりだったけど」
「ひえええっ」
 甘い声と微笑みで告げられ、今度こそ私は倒れた。
 この王子様は天性のタラシだ。
 心のなかにメモを取った。
 それから、遼一くんとの交際が始まった。

ご意見・ご感想

編集部

「……君が好きなんだ。僕と付き合ってくれませんか?」

そんな優しい言葉で告白をしてきたのは、なんと初恋の王子様!
生まれて初めての告白で、初恋の人と両想いなんて……夢のよう(o´艸`)

完璧だと思っていた彼と付き合ううちに、明らかになっていく
繊細さや人間らしさ……知れば知るほど好きになっていく……
だから不満な点はないけれど、不安な点はひとつだけあって…

それは彼が慎重すぎること
温かい唇でキスして、優しい指先で触れてくれるけれど…それ以上はありません

触れたいと思うのは私だけ?
そんなことを考えるなんてはしたない?
今作のヒロイン・彩月ちゃんは、そう悩みますが……

相思相愛なふたりが彩る、まさしく極上の恋!
今作も甘いセリフがてんこ盛り!で、赤面間違いなしでございます(*/▽\*)
遼一くんのお姉さん家族もゲスト出演しております! お見逃しなく♪

2017年2月24日 10:48 AM

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