夢中文庫

恋するキャリアウーマン 年下彼氏の蜜愛に溺れて

ichimonjirin04_s
  • 作家一文字鈴
  • イラストにそぶた
  • 販売日2017/04/14
  • 販売価格300円

仕事が生きがいと頑張ってきた明日香は、ついに課長まで昇進した! 仕事のできる有能さを持ち合わせながらも、彼女は恋愛に淡白。「何度かデートしているうちに何となくどうでもよくなって……」そんな明日香だったが、ある日自宅の近くにあるレストランで働く6歳も年下の男子・陸に惹かれ始める。明日香のいろんなことを見抜く陸に、思わずいろんなことを話してしまう明日香だったが、気づくととんでもないことを口走っていて……!?「僕は……あなたがほしくてたまらない」陸が明日香に近づいた訳とは……? そして、正反対と言ってもいいふたりの行き着く先は……?

YAHOO!JAPANブックストアで購入
BookLiveで購入

大手製菓会社の企画部──。
 定時を知らせる短いメロディがオフィスに流れると、二十九歳の源崎げんざき明日香あすかはほっと小さく息を吐いた。
 長い黒髪をきっちりシニヨンにして、紺色のスーツを纏っている明日香が、女性課長に抜擢されて半年になる。仕事に慣れてきたところだ。
「あ、あの……」
 気が付くと課長席の前に、入社二年目の四宮しのみやカオリが立っていた。
「四宮さん、どうかしたの?」
「げ、源崎課長、こ、これを……」
 表情を強張らせたカオリが、ぎくしゃくとロボットのような動きで、ほとんど白紙の書類を差し出した。
……なんだこれは。
 明日香は思わず眉根を寄せた。
 週の終わりの金曜日。誰もが早く仕事を終えたいと浮足立っている。それでも……。
「これは何? 四宮さん。月曜日の企画会議で使う資料だから今日中にまとめてと言っておいたはずだけど?」
「そうなんですけれど、げ、げ、げ……」
 妖怪のような声を出しながらカオリは涙目になった。
「げ、源崎課長! 資料、できませんでした、すみません」
 勢いよく頭を下げるカオリに、明日香は静かな口調で言った。
「できないのなら、残業して仕上げてもらえないかしら。せっかくの金曜の夜で悪いのだけれど」
「そ、それが、実は、あの、私にとって大切な用があって、すぐに帰らなくてはいけなくなったので……」
「えっ、何かあったの?」
 家族が入院したとか、そんな急用かもしれない。明日香は心配になった。
「あのっ、今日は拓海たくみの……私の彼氏の誕生日なんです。二人でお祝いしたいと彼がサプライズでディナーの予約を取ってくれて……」
「……彼氏の誕生日?」
 なんだ、それは。
「そうなんです。ですから、あの……」
 眉をしかめた明日香の顔を見て、カオリはハッと息を呑み、ゆるゆると視線を落とした。
「や、やっぱり……ダメですか? そうですよね。すみません」
 しょんぼりと肩を落として席に戻ろうとしたカオリを、明日香が低い声で止める。
「待って、四宮さん」
「は、はい」
「こういう時は『体調が悪い』と言うのよ」
「えっ?」
「体調が悪いのなら仕方がないわ。早く帰って、ゆっくり休みなさい」
 きょとんと振り返ったカオリは、意味を理解すると、パァっと顔を輝かせた。
「あ、ありがとうございます!」
 くるりと踵きびすを返すと、小走りでドアへ向かう。途中で振り返り、明日香にペコリと頭を下げた。
「あっ、四宮さん、前を……」
 前を見てと言おうとした瞬間、カオリは「きゃっ」という悲鳴とともに、足をもつれさせて見事にすっ転んだ。ゴンッという痛そうな音がして、頭を押さえながら起き上がる。
「す、すみません。お、お先に失礼いたします」

ご意見・ご感想

編集部

結婚は、できない。
私は「彼女」のようになりたくない…!

人生の支えと言わんばかりに、懸命に仕事へ打ち込んできた明日香さん
力を認められて昇進したものの、待っていたのは抱えきれない量の仕事と、上司の嫌味
気にしていないように振る舞っても、心は疲れちゃいますよね(´・ω・`)

そんな彼女が家の近くにあるから…という理由で入ったレストラン
そこでは……

「いらっしゃい。夕食はまだでしょう?オムライスを作りましょう。お好きですよね」

何故か親しげに話しかけてくる男前な青年が迎え入れてくれるのです!

明日香さんの名前や好みを知っている様子の青年・陸くん
なんと6歳も年下なのですが、癒やし上手の甘やかし上手!
なかなか自分では力を抜くことができなかった明日香さんも、
やがて彼の笑顔に溶かされて……

6歳という年の差と、明日香さんに絡みつく過去……
あと陸くんその女だれ!!!!
などなど、一難去ってまた一難…
彼らの行末は……
ぜひ本編でお楽しみ下さい☆

2017年4月14日 1:17 PM

オススメ書籍

samejimareiko04_220-320

寵愛姫は今宵とろけて甘く濡らす

著者鮫島礼子
イラストnira.

カラダの関係から始まった二人。カラダを重ねる度に心が揺れて私は淳也さんを好きになってゆく。地味なOLの私が父親の借金返済のために会社に内緒で始めたアルバイトは交際クラブのコンパニオンだった。毎週決まって土曜日に現れる淳也さんは店の大切なお客様なのに気がつくと私は彼の事ばかりを考えている。ホテルの部屋のベッドで彼と肌を合わせている時だけは嫌な現実を忘れられる。気がつくとお金だけでは割り切れない感情を私は抱えていた。本気で好きになってはいけないと頭の中では理解しているつもりなのに心は乱れてカラダは彼を求めてしまう。彼は私のことをどう思っているのだろう。そんな事ばかりを考えてしまい……。

この作品の詳細はこちら