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この情熱は策略・・・・・・? それとも、深愛ですか?

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  • 作家泉怜奈
  • イラスト夢志乃
  • 販売日2017/01/27
  • 販売価格500円

「ああ、いい匂いだ。秋乃が欲情した時の匂いがする。濡らしてるんだろう」2年前、プロポーズを拒絶し、逃げ出すように会社の出資者でもある桐谷優と別れた秋乃。彼が2年の沈黙を破り突然彼女の前に現れた。会社の買収か結婚かを迫られ、買収されるくらいならとビジネス上の結婚に同意する秋乃だが……。彼の激しい欲情と甘い日常に翻弄され、心も体も囚われ乱されていく。しかし、彼が近づいてきた理由を察してしまい――。秋乃は婚約を取りやめ、優の会社であるKIRIYAの傘下に入ることを決意する。いつだって愛されていると感じてしまう……でもそれは、彼の情熱は策略に過ぎない? 桐谷兄弟シリーズ第四弾。

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プロローグ
 東京六本木、朝の陽ざしに緩やかな光を反射するガラス張りの高層ビル。KIRIYAエンタープライズの重役フロアとなっている30階は、早朝のこの時間はまだ出勤している社員も少なく、シンと静まり返っている。
 COO室で桐谷優(きりやすぐる)はパソコンの画面に映し出されている数字を睨(にら)みつけるようにして、分析していた。
 映し出されているのは、人気急上昇のバッグブランドAKINOの業績だ。優が出資し株主となっている。優の主な業務は将来性があると見込んだ企業の買収だった。KIRIYAの傘下となった後は業績を上げることに尽力を尽くす。
 息絶えかけた企業を分析し、生き返らせることに優は長けていた。
 株式会社AKINOに関しては、優の個人名義で出資しており、KIRIYAの傘下に入っているわけではない。デザイナーの立川秋乃(たちかわあきの)自身が社長を務め独立起業として経営している。
 7年前、彼女はエコバッグをアイデアに機能的でファッション性のある独自のバッグを自作していた。
 ネット販売が始まりだったが、開業1年ほどで売り上げは目を見張るほど上がり、海外からも注文を受けるようになった。
 優が彼女に初めて会ったのはその頃だった。21歳の若さで、自分の才能を活かす方法を彼女は知っていた。小柄で華奢(きやしや)な外見に庇護欲を掻(か)き立てられ、フランス人形のような可愛らしい顔をした秋乃に優は強烈に惹かれ、夢中になった。
 最初は彼女の才能をKIRIYAエンタープライズで活かすよう説得するために近づいたというのに、結局惚れた弱みで会社を設立することに力を貸すことにしたのだ。
 ネット販売だけでなく店舗を構えるようにアドバイスし、経営方法などわからない彼女にKIRIYAの息のかかった敏腕秘書をつけた。その結果、海外のオーダーにも対応できるようになり、主要都市に店舗を構えるまでに成長した。
 今や、有名デザイナーからもコラボレーションを持ち掛けられるまでになった。ここで、AKINOもバッグだけでなくレディースウェアの販売も手掛けるべきだと優は考えていた。
 そのために必要なことは……。
 KIRIYAの傘下に入るように彼女を説得しなくてはならない。
 優は嘲笑した。
 彼女は徹底的に拒絶するだろう。怒り狂うに違いない。愛らしい顔立ちに反して気が強く、折れそうなほど細い体からは想像できないほどバイタリティがある。
 秋乃の反応を想像していた優はドアがノックされる音で我に返った。

ご意見・ご感想

編集部

私にとっては会社が全て。
でも私にとって彼は…………

自分の大切なものを護るために、自らを犠牲にすることを選んだ秋乃さん。
この犠牲、にはいろんな意味があると思います……
想い、身体、時間、そして2年前の覚悟……
いろんなワケがあって秋乃さんは優さんと別れたはずなのに、
「自由にしてやった」と再び彼女の前に現れるなんて……!
強引な優さんにムッ!としながらも、明かされていく彼の意外な姿に
キュンキュンが止まりません(*´艸`*)

とある事情から未来を恐れすぎてしまう秋乃さんと、
そんな彼女を翻弄し続ける優さん……
おふたりの未来は重なるのか……それとも……?

桐谷兄弟シリーズ大結集の四弾!
誰もが大切な誰かを傷つけたくなくて、すれ違う……
そんな切なくも激しい大人のラブストーリー♪
ぜひお楽しみください(^_^)

2017年1月27日 12:20 PM

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