夢中文庫

囚われた花嫁の甘美過ぎる婚前実習

  • 作家加藤文果
  • イラストnira.
  • 販売日2015/8/25
  • 販売価格400円

「会社に行く必要はない。今日から、このベッドの上が君の職場だ」平凡な結婚生活にあこがれていた麻衣は、家族の危機を回避するための交換条件になぜか興津川財閥の跡取り息子に嫁ぐことになってしまう。美形御曹司の花嫁となるために昼夜問わず過酷な研修が行われた。「語学や教養など後回しで構わない。子孫を残すことが最優先される……もう、指の出し入れも馴染んだ頃だろう。本物のおちんちんを挿れる練習が必要だ」「……む、無理っ……です……やぁんっ」「ここは、ぱっくり開いて早く欲しい、ちょうだいって、ねだってるじゃないか」。本物の愛が欲しいのに、淫らなレッスンに心は乱れ……。花嫁修業トップロマンス監禁調教ラブストーリー。

「え、あぁっ……な、なにを……もうすぐお父さまがいらっしゃるのでは……」
「だめだ。これ以上、待てない」
「で、でも……い、いけませんっ」
「口答えは許さないよ」
夫となる人の断定的な口調に、私はたじろいだ。
深い灰蒼色(はいあおいろ)の吸い込まれそうな瞳、スッと美しく流れる鼻梁(びりょう)、陶器のように透き通った肌に少しわがままそうな薄い唇……現実離れした完璧な美貌と、まるで若き独裁者のような高圧的な態度に、心臓がトクンと一際大きな音で跳ね上がった。
「え……何を……」
「ようやく2人きりになれたんだ」
(困るっ……メイドさん達が呼びに来ちゃうっ……)
「い、いけませんっ、親戚同士のご挨拶の日にこんなことをしていたら、ご主人となる漣(れん)さまを結婚前から誘惑していた、いやらしい好色(こうしょく)な花嫁だと噂されてしまいますっ」
こんな様子を見られては、淫乱な女だと誤解されても仕方がない。
窓辺に重なる2つのシルエットはまだご愛嬌だとしても、既に私の前ボタンは胸の下まで外されて、しどけなくはだけたブラウスに、ブラジャーのカップは婚約者のイケない指先でずり下げられてしまっている。
(い、いやぁっ……男の人におっぱい見られちゃうなんてっ……)
午後の日差しが差し込む明るい部屋の中で、ぷるんっとバストが弾んで揺れている。眼下に白い柔らかな2つの膨らみが露呈しているのが信じられなかった。ピンク色の先端がいつもよりもツンッと前面に飛び出しているのは、驚きとショックで体が反応してしまったのだろうか。
私の頭は混乱して、カァッと熱い血が上ってしまう。
「……だ、だめですっ」
(な……なんてことをっ……)
ワンピースの前見ごろをはだけた姿で、私のおっぱいは婚約者となった男性の指でクリクリと弄(もてあそ)ばれてしまっている。
「きゃっ……くあぁぁんっ」
体の中心に熱い電流が流れたような気がした。
(や、やだっ……触られたら余計にコリッとしてきちゃった……わ、私の体って、もしかしてエッチなの!?)
今までに知らなかった感覚に、私は思わず呻いてしまった。
「ふ……こんなに尖って……男性経験はなさそうなのに、感度はずいぶんと良好なようだ」
「やっ……わ、悪ふざけにもほどがありますっ……んあぁっ……」
「結婚するのだから、夫婦がこういうことをして恥ずかしいことなんて何もないはずだよ」
長身の彼は私の動揺などものともしないように、微かに口角を上げて残酷なほど美しい微笑みで見下ろしてくる。
「花嫁になるということは夫の寵愛を受けることなのだから、結婚前にそのリハーサルをしてもおかしくはないだろう」
まるでドラマのワンシーンのようにやさしく、夫然として私の髪を撫でてくる。熱い視線が私の全身を這い回っている気配にゾクゾクしてしまう。夫となる男性は、私の体を引き寄せ、そっと唇を重ねてくる。
「あ……」
(初めての……キス……)
恋愛経験のない私は、そのキスのふわっととろけるような感触で全身の力が抜けていくような気がした。
例えるなら、それは甘くてソフトなスフレケーキだった。唇をかすめていくと夢を見ているかのようにおぼろげで官能的な気分になってしまう。
奥手の私にとっては涙が出そうなほど感動的な瞬間だった。
(ファーストキス、捧げても……いいのよね……わ、私たちは婚約した者同士なんですもの……)
悲劇は、そこで終わらなかったことだ。
「いい子だ……」
ご主人さまになるその男性は、そのまま長身を屈めて露(あら)わになった私の胸元に、触手のように濡れた舌先をニュルッと繰り出してきた。
「きゃあぁんっ……だ、だめぇっ……」
理屈では言い表せない抵抗感や拒絶の気持ちで足がすくみ、口元は強張ってしまう。
(ひゃっ……あっ、あぁぁぁんっ……信じられないぃっ……)
予想もしていなかった事態に混乱した私は、顎先を仰け反らせ、首を左右に振り立てていた。
「いっ、いけませんっ……まだ初夜も迎えていないのですから」
露わになった私の乳首をクリクリといじくり回していた長い指先がふと止まる。私の申し出を聞き入れてくれたのかとホッとしたのもつかの間、決して私の身体は解放されたのではなかった。
「麻衣(まい)、わがままは許されないよ。ここだって、こんなに敏感にしこってきているじゃないか。初心なようでも21歳ともなれば体は大人になっているはずだ。男の指に触られたいという願望を隠し持っているのは明白だよ」
「ひ……ひどい……ですっ……あっ……」
「ほら、体がピクンと反応してきただろう」
「んっ……あぁ……くっ……」
ご主人となる方の片手は、しこりきった突起を指の腹で転がすように撫で回してくる。そんな戒(いまし)めだけでも気絶しそうなのに、もう片側の痛いほどに尖ってしまったピンクの突起の先端には、粘膜器官でとろりとした唾液をヌルヌルと撫でつけてくる。
「ひぃっ……むあぁんっ……はうぅっ……」
クラシック仕様の白い木枠の窓は開かれ、英国風の庭が眼下に広がっている。小鳥がさえずり、爽やかな風が吹き抜けるこの部屋は、アイボリーを基調とした天蓋付きベッドに高級感のある革張りソファがゆったりと置かれ、クラシカルなリゾートホテルのような趣(おもむき)を醸し出している。
都心の高級住宅街のなかでも、緑が多く閑静なこのあたりは最も人気が高く、芸能人や文化人が好んで住む地域で知られている。その中でも一際大きな敷地に建つ白い洋館造りのお屋敷が、私が嫁ぐことになった興津川(おきつがわ)財閥の邸宅だ。ここに、まさか自分が住むことになるなんて、だれが予想しただろうか。
しかも跡取り自らがリフォームの指揮を取って大掛かりな改装を施したという、夢のような寝室に初めて案内されているのだから、普通の女のコなら舞い上がってしまうようなロマンティックな展開なのかもしれない。
でも私にとっては恋心もないままに、家庭の事情で急に決まった縁談でしかなかった。父親の仕事上の失敗で、その国際的な観光とスポーツ進興をバックアップしていた興津川財閥に多大な迷惑をかけたという代償の縁談は、決して拒絶できない申し出だった。高校2年生になる弟が夢見る財団を通じたサッカー留学も、婚約を断れば圧力をかけると遠まわしに脅しまでかけてくる。夫となる跡取りの興津川漣(おきつがわれん)が、現在は世界140か国の財政界につながる財閥スポーツ振興会を主に手掛けている関係で、こんな人身売買のようなことがまかり通るらしい。

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