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極道の許嫁と偽装婚約!?~ツンデレお嬢は腹黒若頭に護られて~

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  • 作家黒羽緋翠
  • イラスト弓槻みあ
  • 販売日2017/04/28
  • 販売価格500円

「これでも俺は瑞穂のボディガード。おまえを護ることが仕事だ」極道を総括する五龍会の会長を祖父に持つ瑞穂は、祖父が勝手に決めた婚約者である加賀見組の若頭の直樹に振り回されていた。立場を顧みずに問題を起こしてばかりの直樹だが「俺もついて行ってやるよ。お嬢」と自分にくっついてくる彼を何故か放ってはおけず…?しかし、なかなか素直になれない瑞穂は結婚を急かしてくる祖父に向かって直樹との結婚を拒否してしまう!代わりの婚約者を用意すると言われ途方に暮れる瑞穂に(元)婚約者の直樹が真剣な目つきで問いかけてくるのだった。「そんなに結婚したくないなら、俺と偽装婚約するか?」婚約者との偽装婚約!?ふたりの運命は…?

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 大学の授業が終わり、吉元(よしもと)瑞穂(みずほ)は近くの喫茶店で友人たちとお茶をしていた。
「ねぇ、瑞穂。今日はイケメンボディガードくんはお迎えに来ないの?」
「今日から謹慎が解けて、仕事をしているはずだよ」
「ええっ!? なんかつまらない」
「紗菜(さな)の彼氏もかっこいいけれど、瑞穂のボディガードくんもいい男だよね」
 きゃっきゃっとイケメンの話で盛り上がる友人たちをよそに、瑞穂はため息をつく。
 女子大生がかっこいい男性の話題に花を咲かせるのはごくごく自然なことだが、瑞穂にとっては首を傾げたくなる事情があった。
「そう言えば、紗菜の彼氏は大企業の社長さんなんでしょ?」
「大財閥の御曹司だって噂もあるけれど、瑞穂は本当に知らないの?」
「うん、そんな話を紗菜からちらっと聞いただけだし、私もよくわからないよ……」
 瑞穂はなるべく顔を引き攣らせないように友人たちの話に合わせるが、心の中でどうしたらそんな話になるのかと思う。
 そこでスマートフォンが着信を知らせ、画面の『水島(みずしま)』の文字を見て、げんなりとした。
(……なんか嫌な予感がするんだけど、これは絶対、直樹(なおき)絡みだろうな)
 電話に出なくとも用件がわかるので、出たくないような気持ちになるが、あまりにも心配で友人たちのいる席から離れて電話に出る。
『もしもし、お嬢っすか? 今、頭と若が大変なんすよ』
 通話ボタンを押すと同時に聞こえてくる、ドスの利いた男の声に、悪い予感が当たったと落胆する。
「落ち着いて、水島。……それ、直樹が紗菜にちょっかいを出して稜二(りょうじ)さんを怒らせたとかじゃないよね?」
『さすがお嬢。そのとおりっす』
「……わかった。いまからそっちに行くから。くれぐれも紗菜を怖がらせないでよ」
 瑞穂はその言葉を告げて電話を切ると、あわてて友人たちがいる席に戻る。
「バイト先からの連絡で急用が入ったから、私はこれで帰るね」
「瑞穂も本当に忙しい人だね。バイト先はそんなに大変なの?」
「うん、どうしてもって話で……本当にごめん!」
 普段からバイトで忙しいと話しているため、友人たちはしかたないとため息をつく。
 そんな彼女たちに丁寧に詫びてから、店を飛び出してすぐにタクシーを拾った。
(もう、なんだって謹慎明け初日から問題を起こしているのよ。あのバカは……)
 タクシーに乗り込むと同時に怒りがふつふつとこみ上げ、収まらない。
──岩隈(いわくま)直樹、二十九歳にして極道組織、加賀見(かがみ)組の若頭。
 その肩書きを持つ彼はすごい人物だと思う。だが、相手を選ばず喧嘩をしたり、女関係にもだらしがない男だった。
 しかも祖父が勝手に決めた瑞穂の婚約者──。それゆえに直樹が問題を起こせば、こうやって呼び出される。

ご意見・ご感想

編集部

極道一家に生まれた瑞穂
母親が一般人と結婚してしまったために唯一の孫娘である瑞穂には
「五龍会」の跡取りを狙う男が近づき……

そんな彼女を護る婚約者は、やることなすことメチャクチャな極道界の問題児!?
常日頃から問題を起こしてはその尻拭いのために瑞穂は女子大生ライフも満足に送れない始末…
他の人は一目置く問題児直樹だが、どこが良いのか全然わからない!

しかし、
「極道とは、直樹とは絶対に結婚しない」
という瑞穂の想いを少しだけ受け止めたお祖父様・五龍会の会長は、
なんと直樹との婚約破棄を宣言!他の婚約者を探すと言い出し……

誰に対しても、自分に対しても素直になれずに苦しむ瑞穂
婚約破棄を言い渡されても瑞穂を護ると接近してきた直樹の提案とは?

不器用な二人が不器用に、強引に、矛盾した想いを抱えながらも惹かれ合う、
極道ラブストーリー♪
ぜひお楽しみ下さい(*^^*)

2017年4月28日 9:37 AM

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