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ワガママ御曹司の過激な束縛~恋愛遊戯に甘く溺れて~

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  • 作家マイマイ
  • イラストあづみ悠羽
  • 販売日2016/11/29
  • 販売価格400円

本当はもっと愉しませてほしいくせに、嫌がるフリばかりだな――
ある事情から都心の高級マンションで暮らし始めた杏奈。隣人はイケメンで金持ちだが変わり者の駿。
ふたりはやがて会話を交わすようになり、まるで兄妹のように仲良くなっていく。
ところがその関係はある夜を境に一変する。「俺と遊んでみる?」駿からの誘いを拒めない杏奈。
彼から優しくしてもらえるなら――そんな杏奈の思いを裏切るように駿の様子が豹変。
羞恥と混乱。止めてほしいのにもっと深い愉悦を与えられたい。倒錯した愛を駿に抱く杏奈は煽情的な企てをするが!?
嫉妬心を逆撫でされた駿、罪悪感に囚われる杏奈。身体の繋がりだけじゃない、二人の思惑と真意は?


「あ……あぁっ……」
 剥き出しにされた白い太ももが、怯えるようにびくりと震えた。
 男の指が淫靡(いんび)な動きを繰り返すたび、しっとりと濡れた繁みの奥から温かな液体が幾筋も滴り落ちていく。
……声なんて出しちゃいけないのに。
 どうしよう、誰かに見られてしまったら。
 小嶋(こじま)杏奈(あんな)はこの上ない恥ずかしさと焦りを堪えながら、存在するはずのない視線を避けるようにうつむいた。
 真夜中の海岸。
 昼間は観光地として賑わっているが、いまはほかに人のいる気配もない。
 雲の切れ間から漏れる月明かりだけが照らす、暗く静かな場所。
 打ち寄せてくる波が、ときおり素足に付着した砂粒を洗い流していく。
 そのすぐそばには、破られてボロボロになったストッキングと、小さなリボンの飾りがついたハイヒールが無造作に放置されている。
 どちらも真新しかったはずなのに、いまでは浜辺に打ち捨てられたゴミのように無残な姿をさらしていた。
 ひどい状態なのは、なにも靴に限ったことではない。
 杏奈の髪はくしゃくしゃに乱され、ブラウスのボタンはすべて引きちぎられている。
 はだけられた胸元からは、すでにブラジャーも剥ぎ取られていた。
 かすかに震えるふたつの膨らみに残るのは、激しい愛撫の跡。
 紺色の上品なスカートも尻の上まで捲り上げられ、ピンク色の小さな下着は丸まったまま華奢な足首に絡まっている。
 どうして、こんな。
 耐えられない、逃げ出したい。
 それでも両腕を腰の後ろで縛られ、こうして強く抱き締められたままでは、逃げることはおろか恥ずかしいところを隠すことすらかなわない。
 下を向いたまま立ち尽くしている杏奈の背後で、永見(ながみ)駿(しゆん)が不満げな声をあげた。
「なんだ、靴の汚れでも気になるのか? まだそんな余裕あるんだな」
「そ、そうじゃなくて……っ……」
 びくん、と背筋に緊張が走った。
 後方から秘部に差し入れられた数本の指が、真っ赤に熟した割れ目を強引に押し開いて奥へ奥へと沈み込んでくる。
 ぐにゅり、ぐにゅり、と肉がこじ開けられていく感触。
 やめて、と叫びたいのに、思うように声が出せない。
 口から漏れだすのは、かすかな喘ぎと熱い吐息だけだった。
 敏感な器官を無造作に弄(いじく)られていくのがたまらない。
 思わず身を捩って腕の中から逃れようとした瞬間、指がさらに深く突き立てられた。
「ん……っ……!」
「じっとしてろって言っただろ? 俺の言うことがきけないのか、杏奈」
 低く静かな声が耳朶を震わせる。
 ぞわりと鳥肌が立つ。
 杏奈はほとんど条件反射で、ふるふると首を振っていた。
 いいえ、逆らうつもりはありません。
 無条件での降伏と服従。
 杏奈はいくら抗ってみたところで、自分が彼に勝てるはずなどないことを知っている。
 駿が満足そうに笑う。

ご意見・ご感想

編集部

どれほどイヤと訴えたところで、その愛撫が緩まることはない……
だって、本当はイヤじゃないこと、悦んでいることが彼にバレてしまっているから。

杏奈だって最初から無気力なわけじゃなかったのかも。
でも、信じていた人達から裏切られ彼女はすり減ってしまって。
心も身体もボロボロになりながら、
何にも期待せず過ごしていた彼女に声を掛けてきたのが駿。
イケメンモテモテ☆で不自由なく生きる彼にちょっと苛立ちを覚えたりしつつ、
少しずつ心を開いてゆく杏奈は微笑ましくもあります。

……が、柔らかな恋愛で終わらないのが醍醐味!!
終わらないどころか、ここから始まる本当の二人の関係(〃゚3゚〃)

乱暴にしないで、乱暴にして。
優しい言葉をかけて、優しい言葉なんていらない。

倒錯する悦楽関係と絡み合う想いの純粋さ。
どうかあなたの目で確かめて頂きたい!!
駿の心奥にある、幼ささえ垣間見える可愛さに……きっと心が乱されちゃいます♪

2016年11月29日 11:05 AM

マイマイ

編集部様、とっても情熱的なコメントありがとうございます!

もしも隣のイケメンお兄さんにガンガン迫って来られたら、という現実ではありえない(あったらコワい)妄想全開で書かせていただきました。

人生の中で、落ち込んだり希望がもてなくなったりする瞬間は誰にでもあると思います。
そのときに、ほんのちょっと笑わせてくれる誰かがそばにいてくれたら。
自分を理解し、支えてくれる人がひとりでもいてくれたら。
そして、その相手と恋に落ちることができたら……。

ふたりの関係は体を繋ぎ合わせることから始まります。
お互いの気持ちがまだわからない中で愛欲に溺れていく杏奈、倒錯的な行為を求めてくる駿。
湧き上がる大きな不安、それすら押し流してしまう快楽。
他の誰にも邪魔できない、ふたりきりの淫靡な世界。

今回も自分が思うままどこまでも自由に、とっても楽しく書かせていただきました。
いつも通り、○○な場面や××な場面も盛りだくさんでお届けしておりますので、
皆様にお楽しみいただけましたら幸いです。

マイマイ

2016年11月30日 5:58 PM

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