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目隠しされて、複数の男に -高級ホテルの秘密のサービス-

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  • 作家深志美由紀
  • イラスト雨野森
  • 販売日2012/9/7
  • 販売価格200円

―ああ、私今、顔も分からない男に挿入されてる……犯されちゃってる! 口の中に、突然、熱く硬いモノが押し込まれる―身に覚えのないあられもない写真を婚約者の支配人に突きつけられた卯乃は、結婚をエサに「何でも」言うことを聞く事を約束させられた。性玩具を入れたままフロントに立ち、手錠、目隠しをされて男たちの白濁液にまみれて…。

―黒い視界。

目隠しに奪われた視覚の代わりに、五感が研ぎ澄まされている。

「あっ……はぁっ」

肌の上を舌が這い回る感覚に、身体がビクリと震えた。

乳房。

太もも―つま先。

「あ、ああっ……やっ」

何本もの腕で、身体を抑え付けられる。

手首をいましめる手錠がぎしりと軋んだ。

―一体誰が私の身体をもてあそんでいるのか。

それすら分からないまま大きな快楽の波に流されながら、私は愛する人の名前を心の中で必死に呼んだ。

(し、支配人……支配人!)

  *1

「それでは、新郎新婦のご入場です!」

司会のアナウンスと共に扉が開いた。

真っ白なウエディングドレスを着た花嫁とその隣で微笑む花婿が、ゆっくりと会場内を歩んでくる。手に手を取って、幸福そうに微笑んで―。

(ああ、ステキ……)

私はシャンパンをサーブする手を止めて、うっとりと新婦に見とれた。

(私も、もうすぐあのドレスを身にまとってヴァージンロードを歩くのね……)

じきに迫った自らの結婚式のことを想像して、思わず笑みが漏れる。

豪奢なシャンデリア、最高の料理と一流のサービス。自分の働くホテルで結婚式をするなんて少し恥ずかしいけれど、やっぱりここが私にとっていちばん憧れの会場だ。

まばゆいばかりの微笑みでひな壇に座る花嫁の姿を、私は未来の自分に重ね合わせるのだった―。

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