夢中文庫

禁愛~御曹司の異常な寵愛~

miyukimiyuki15_s
  • 作家深志美由紀
  • イラストヤミ香
  • 販売日2016/11/16
  • 販売価格400円

これで邪魔は入らないよ、美亜先生――女子校出身で男性への免疫ゼロな羽音美亜。
よりによって男子校で教育実習となってしまったが、名門の生徒は品行方正で親切。
ホッとしたのも束の間、不穏な視線を感じるようになる。見詰めてくるのはミステリアスな美貌の天音榊だった。
彼は甘い声で「先生は媚びて男を誘ってる」と囁き、ずっと貴女だけを見てたと告白する。
更に、この学校に実習に来るよう調整するのは大変だった、とも。
まさかだいぶ前から狙われていたのかと狼狽えながらも、榊の指に、言葉に翻弄され快感に溺れる美亜。
イイコにしてたら気持ちよくしてあげるという榊に汚されているのか愛されているのか、榊の本意と美亜の選択は――。


「んっ……」
 思わず声が出そうになるのを堪え、私はぐっと唇を噛んだ。
 震える足に力を籠める。
 教壇に立つ私の姿に、教室中の生徒が注目している。こんな場所で、失態を晒すわけにはいかない。
 ヴヴヴヴヴヴ……という、小さな振動音が微かに耳に届く。下着の下に隠されたその存在に気付かれてはいけない。そう焦れば焦るほど、背徳の快感が背筋を震わせる。
──どうして、こんな事に。
 もう後戻りはできない。教室の一番後ろから私の背中を見詰める彼の視線を、痛いほどに感じた。
  *
「今日から教育実習でこちらの啓櫻学園(けいおうがくえん)の三年A組にお世話になる事になりました、羽音(はねと)美亜(みあ)です。よろしくお願いします」
 整然と机の並ぶ教室を見渡してそう言うと、私はペコリと一礼した。
──とうとう、夢の教師に向けた第一歩だわ。頑張らなくちゃ!
 胸の中で密かに誓って、顔を上げる。
 教室の中にいる二十人ほどの男子生徒はどの少年も身嗜みがきちんとしていて、利発そうな顔立ちをしている。さすが、都内で一番の名門校と言われるだけの事はあって、不良など素行の悪そうな生徒は見当たらなかった。
──うん。みんな、良い子そう……。
 内心でほっと胸を撫で下ろす。
 幼稚部から一貫して女子大付属の女子校に通ってきた私には、男性への免疫がない。
 もちろん異性と交際した事なんかないし、親戚や近所の男の子以外とは話す機会もほとんどなかったのだ。
 友達はこんな私を心配して合コンに連れ出してくれたりもするけれど、正直言って、好意を持たれてもそのぶんだけ男性への苦手意識が高くなるばかりだった。
──こんな私が男子校で教育実習なんて、不安だったけど……。
 最初は母校に実習を申し入れしたのだがどうしても都合がつかず、恩師の計らいでこの学園での実習が決まったのだった。
 けれど、こんなにお行儀の良さそうな子ばかりならなんとかやっていけるかもしれない。
 安堵した私は、ふと違和感を感じてはたと視線を留めた。
 控え目な好奇の眼差しを向ける少年たち。その中に一人、こちらをじっと見詰めてくる男子生徒がいる。
 彼は窓際の一番後ろの席に座っていた。まるで人形のように整った容姿だ。誰よりも強く、まるで射抜くようにまっすぐな視線をこちらに投げ掛けている。
 悪意というのではない。でも、どこか心がざわつくような、胸を掻き乱す不思議な目つきだった。
 そっと席順表に視線を走らせると、そこには「天音榊」と記されている。
──あれが天音(あまね)榊(さかき)。
 噂には聞いていた。民倫党総裁、大物政治家である天音有実(ありざね)氏の一人息子だ。
「……?」
 そこで、私は僅かなデジャ・ヴを感じる。彼の顔を、どこかで見たことがあるような気がしたのだ。
──もしかしたら、TVか週刊誌ででも見たのかもしれない。
 それにしても、どうしてそんなに私の顔を見詰めるの……?
 その真っ直ぐすぎる視線に少しの居心地の悪さを感じながら、私はホームルームを終えた。

ご意見・ご感想

編集部

こんな筈じゃなかったのに、こんなふうに乱れたことなんてなかったのに――

そう思った時には既に「彼」の手中に堕ちています。
たとえ無自覚でも。

真面目で清純な美亜が仔ウサギのように戸惑い反論を試みる姿に、
いつの間にか嗜虐心がくすぐられてゆく……
彼女の秘められた乱れをもっと見せてほしい……
読んでいるうちにそんな気持ちになってしまいます!!

美亜をずっと見つめ続けてきた榊くんの学生らしい一面が、
むしろ私たちにゾクゾクするような緊張感を与えてくれます。
心の底に潜む闇すら愛おしい、彼はそんな人。

受け身だった、望んでいなかった快感に溺れる美亜と
屈折した愛をぶつける榊くん。
バラバラだと触れれば溶けてしまいそうな繊細さなのに
二人一緒だと何よりも硬い絆で結ばれている――

至上の愛秘めやかな関係をじっくりとお楽しみ下さい(*´▽`*)

2016年11月16日 1:25 PM

オススメ書籍

katofumika20_2

代行彼女の婚前レッスン ~24時間ノンストップ快楽まみれでお義兄ちゃんに前も後ろも溺愛されて~

著者加藤文果
イラスト

「だ、だめっ。お義兄ちゃん、こんな格好…」ベビードールはレース製でバストトップまで透けてしまっている。(<代行彼女>センターなんかに登録した私がいけなかったの!?)友人に付き添って秘密クラブに登録した奥手の瀬奈に、24時間拘束のオファーをかけてきたのは美貌の義兄だった。恋人のように食事をした後、セクシーな下着やバイブ選び? 「22歳相応のエッチを教えておく」。拒絶は規約違反になると脅迫まがいに押し倒され、前後の背徳レッスンに。「これじゃまるで監禁…」「そうだ…お前を監禁する。契約時間内は思いのままに扱えるはずだ」連日呼び出され出勤中のバイブ装着命令で快楽の虜に。禁断の24時間拘束ラブストーリー。

この作品の詳細はこちら