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誰もいない教室で先生と…… <妄想デートクラブ>シリーズ

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  • 作家内藤みか
  • イラストnira.
  • 販売日2013/2/8
  • 販売価格200円

ゆっくりと、悠治の指が、私の淫らな穴の中へと入ってくる。「先生……、先生……っ」私は何度も繰り返し、先生を呼んだ。そう、先生に、こんな風に、私の中を、掻き混ぜてもらいたかったのだ―みなこは高校時代に置き忘れてきた思いを、いま取り戻そうとしていた。新しい恋に躊躇なく踏み出すために、先生と最後を交わすことのできなかったあの日の悔いを拭うために―悠治はやがて先生から男へ!大好評「妄想デートクラブ」第三弾!!

先生が好き。

そんな気持ちを女の子だったら一度くらいは抱いたことがあるんじゃないかと思う。

私も女子高生の頃、先生に恋をしたことがあった。

私の場合は少し特殊だった。なぜなら、先生が私にキスをしてくれたから。

私はクラブの顧問の先生に恋をした。

三ヶ月ほどして先生が僻地の学校に転任することになり、連絡が途絶えてしまったのだけど、でも先生と過ごした日々は、私にとって忘れられない甘い思い出だった。

私と先生は、教室で何度もキスをした。

夕陽が差し込む教室で、窓にカーテンもせずに唇と唇を重ねるなんて、今考えれば大胆だったかもしれない。けれど、最上階だったから、誰からも覗かれないだろうと思っていたのだ。

私が所属していた吹奏楽部は最上階の音楽室でいつも活動していた。先生は大学時代にバンドをしていたとかで、サクソフォーンが吹けた。私の楽器もサックスだったので、先生は丁寧に指導してくれた。いつしか私は部活動後に個人的に吹きかたを教えてもらうようになり、そして先生のことを好きになった。

先生は、先生を慕う私のことを憎からず思ってくれたようだった。私は彼の出す音が好きだったし、もっとそばにいて、いろんな話を教えてもらいたかった。

ふたりで教室に残っているうちに、次第に私たちの距離は縮まっていき、肩と肩が触れ合うほどになった。ふと見上げると先生の顔がそこにあり、私たちはキスをした。

とても美しく、懐かしい思い出だった。でも今ではとても悔やんでもいた。なぜなら私は、先生のそれ以上の求めに応じることが、できなかったから。

ある日、先生はキスでは我慢できなくなったのか、私のバストに手を伸ばしてきた。びっくりして身を引くと、今度はスカートの中に手を差し入れてきて、パンティーの上から、秘密の部分に触れてきた。

「あっ……、いやっ!」

その時の私は、まだ子どもで、男の人を知らなかった。だから、私の身体をまさぐってこようとする大人の男の人が、ただ、怖かった。だから、泣いてしまった。

「ごめんね……」

それっきり、先生は私の身体に触れてこようとはしなかった。彼が手を出してきたのは、あの夕暮れの教室で、ただ一度きりだった。

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