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暗闇で愛して~華奢系肉食男子がわたしを襲う理由~

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  • 作家乃村寧音
  • イラスト炎かりよ
  • 販売日2016/03/14
  • 販売価格300円

空間デザイン会社で事務方をしている地味顔の理系女子、理沙(りさ)。彼氏いない歴も8年目に入り、寂しさからお気に入りのぬいぐるみと抱き枕が放せない日々。ある日、地下倉庫でデザイナーの敏哉(としや)と探し物の最中に停電に遭い、いきなりの暗闇の中で動転した理沙は誘われるままに敏哉と結ばれてしまう――。以前から敏哉は優しかったが、理沙にはその理由がわからない。そんな中、敏哉は二か月間の長期出張に。「帰ってきたらデートしようね」という言葉に、次に会うまでには綺麗になっていたいと、エステやネイルに通い、可愛い服も揃えた理沙。それなのに! 敏哉は他の女の子とランチデートを……。すれ違いの初恋ストーリー。

 日曜日の夜を、わたしは一週間分の自分メンテナンスの時間に充てている。
 就職して地方から出てきてまだ二年目、給料もそれほど多くない身で都内の一人暮らし、美容にかけられるお金はたかが知れている。休日はエステでゆっくり……なんてわけにはいかない。本当は、行ってみたいけれど。
 二十七歳。そろそろ女として、花開いていなければならない時期なんじゃないだろうか。
 やっとそう思い始めた今日この頃なのだが、これまで真剣に美容やファッションのことを考えたことが無かったので、何から手をつけたらいいのかわからなくなっている。最近ようやく、少し値段の高いシートパックを買うようになった。
 とは言えど、普段は会社から帰ってくるとすでに疲れているし、次の日に備えて睡眠時間も確保しなければならないから、とてもじゃないけど肌のお手入れなんかに時間を使っている余裕はない。せいぜいクレンジングでメイクを落とし、化粧水をパタパタつけるだけ。だから日曜日には、少し時間をかけてお手入れをすることにしてみたのだ。
 雑誌やネットの記事で読んだにわか知識を総動員してやっているが、効果が出ているかは疑問だ。生まれ持った地味顔がすべてを台無しにしてくれている気がする。農学部の出身だから、元同級生の中には化粧品会社の研究開発にかかわっている人間もいるのだが、わたしはそっち系には全く詳しくない。
(学生の頃は、美容のことなんか全く気にならなかったけど。毎日殆ど、すっぴんだったし)
 地方の国立大学で六年間を過ごした。修士卒だ。真面目が取り柄で、友人はそれなりにいるけれど、大学にいる間は結局一度も彼氏ができなかった。でも一応、処女ではない。高校生のときに同級生と付き合い、初体験を済ませている。彼のことはもちろん好きだったが、進学のときに別れてそれっきりだ。
 それでどこか、安心してしまっていた部分もあったかもしれない。
 もし処女だったら、きっと大学の間になんとかしようと思ったかもしれず、その勢いで彼氏のひとりも作れたかもしれないのだが、一度は男の子とちゃんと付き合い、いきつくところまでいったのだという思いもあり、大学生のときは「勉強も忙しいし、別に無理しなくていいか」と思って男女交際に興味を持たずに過ごしてしまったのだ。
 理系なので男子が周りに多すぎた、ということも逆に彼氏ができない原因になってしまったかもしれない。そういうことってあるのだ。あとわたしは、自分で言うのもなんだけどあまり女を感じさせないタイプだと思う。男子は男子で、女子の少なさに達観していたのか「彼女なんかいなくてもいいよ」というタイプが多かった。だからある意味、男とか女とか意識することもなく、気楽で平和な学生生活を過ごしてしまったのだと思う。

ご意見・ご感想

編集部

地味な理系OL×アーティスト系肉食男子の恋の行方は?

超積極的にアピールしているのに、自分に自信のない理沙ちゃんはいつもスルー。お土産だって理沙ちゃんだけにあげてるのに!? 恋に鈍感な理沙ちゃん天然行動にに翻弄され続ける敏哉くんはどうする? そして後半に明かされる二人の関係とは? 必見です!

2016年3月14日 6:26 PM

乃村寧音

作者です^^
今回のお話は、すれ違い初恋ストーリーをお楽しみいただけたらと思います。
理系・奥手・地味顔の主人公理沙ちゃんは、美大卒のお洒落なイケメン男子・敏哉になぜ親切にされるのかわからず戸惑いを感じています。そんなある日、会社の地下倉庫で二人きりのときに、停電にあってしまって。暗所恐怖症の理沙ちゃんは思わずギューッと抱きついてしまい……。
さて、どうなるでしょう☆
ぜひ、読んでください~~^^

2016年3月14日 7:49 PM

編集部

乃村様、こんばんは、編集です♪
(たぶんバレちゃうと思うので先に白状すると、ガチャけてる方の編集っ子です)

コメント頂き有難うございます☆☆
リケジョ!リケジョ!

>さて、どうなるでしょう☆
↑気になるコメ、幸甚です(笑)

2016年3月14日 8:09 PM

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