私はこれからお前を抱く。悪いのは私だ。
だからステラはなにもかも私のせいにして、流されてしまえばいい──
吹雪に閉ざされた山小屋で、予想外の熱い夜が始まる……?
孤児院育ちのステラと公爵令息のアルフレドは、顔を合わせれば喧嘩ばかりしている魔法学園でも有名な犬猿の仲。そんな二人が卒業試験で向かった山で遭難する羽目に?
運よく避難できた山小屋で、一時停戦することになった二人の距離は徐々に近づいていく。一つ屋根の下、その優しさにときめき、胸が高鳴るステラにアルフレドが告げる。
「頼む。私を拒絶しないでくれ」
まっすぐな気持ちと縋るような言葉にステラの心は揺れて……!?