「突然だが、田神が退職する」三係長の金本が突然告げた田神涼の辞職。警視庁捜査一課の優秀かつ熱血刑事なだけに、周囲は動揺し理由を知りたがった。恋人相田透子の除霊の仕事を手伝いたい、もっと深くあちらの世界を知りたいという純粋な思いだったが、涼の大学時代の親友にある疑いがかけられ――。自らの誇りを賭けて親友の無実を証明しようと試みるが、黒幕に術者の影が…。涼の身を案じる式神の様子に不安を覚える透子。なにを賭しても絶対に離れない、神から与えられた全てを以て護っていく──胸が張り裂けそう。涼──愛してる…。“水の闘士”透子と“水の祠”涼、人を救い、自らを救う戦いのクライマックス!