ブレヴァル国王妃となり、夫であるクリスティアンと幸せに暮らしていたエステル。そんな彼女のもとに「我が国の聖女を癒して欲しい」と東アシャール国から依頼が舞い込んだ。「力を失った聖女は聖女でなければ癒せない」、聞いたことがない話に怪しさを感じたものの、復興中のブレヴァル国のために承諾。クリスティアン達と東アシャール国へ向かうが……待っていたのは国の陰謀!? クリスティアン達を人質に取られ、エステルは国王ウスターシュに「俺の妃になれ」と脅されてしまう。けれど、ただ黙ってやられるだけの王妃兼聖女など、ここにいるはずもなく…… 「じゃんじゃん行くわよ。全員分お返しするから」 エステルの報復劇が今、始まる――!