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婚前カルテの時間外診療 ~甘くとろける婦人科個人健診~

婚前カルテの時間外診療 ~甘くとろける婦人科個人健診~
  • 作家加藤文果
  • イラスト
  • 販売日2014/8/1
  • 販売価格400円

「せ、先生……む、無理ですっ」「奥野さん、ここは女性にとって赤ちゃんを作るときに大事な場所なんですよ。おちんちんを入れる準備は二十代で対策しておいて決して早すぎるということはない」ヌルッとしたジェルにまみれた医師の指先から、悩ましいほどの愉悦が下腹部全体に広がっていく。(……こ、これが媚薬?)ジェルを塗られた部分の感覚が鋭敏になり、成分が膣奥にも浸みこんで、一層ズキズキと内側の血流が盛んになっていく。媚薬ジェルを塗られて体の芯が疼いて仕方ない奈優。「あ……あぁんっ」この治療は一体いつまで続くの? めくるめく快楽に目覚めて妖しい背徳診療の虜に。切ない恋心に揺れる禁断の婚前診察LOVEストーリー。

「せ、先生……む、無理ですっ……そんなところ、あ。あぁっ」

奥野おくのさん、ここは女性にとって赤ちゃんをつくるときに大事な場所なんですよ。問診のときに言ったはずです。男性のおちんちんを入れる準備は二十代であれば対策しておいて決して早すぎるということはない」

「きゃっ……そんなぁっ……あっ、く、んんっ……」

 先生は医療用のゴム手袋を抜き取って、直接自分の手で私の体内を触診しているようだ。

(ど、どうして……診察なのに、何度も私のアソコを触ってくるの?)

 無防備な状態のデリケートゾーンが生まれて初めて男性の視線にさらされている緊張感で、私は息が詰まりそうだった。

「大丈夫ですよ。奥野さん。力を抜いてください。いや、外陰部を診た限りでは、特に異常はありません。むしろ、ぷっくりと形が整って、淡いピンク色で艶やかな表面は女性器としての機能においては問題ないでしょう。この陰唇いんしんの弾力があれば、おちんちんを入れたときの締め付け具合も申し分ないと言えます」

「きゃっ……ひゃぁんっ……」

 ぷにゅっと、下腹部の柔らかな秘肉ひにくいじる気配がする。医師として職務を全うしようとする指先が、無残にも純粋無垢な部分に踏み込んで、女としての機能がどこまで作動するのか品定めするかのように唐突に撫で擦ってきた。

「本来は超音波や内膜組織採取の診断で、医療器具を膣内に入れなければならないのです。しかし……奥野さんの場合、本日そこまで受け入れが可能かどうか、難しいところですね」

「ひぁ……せ、先生……あ……きゃっ」

 薄く生えた恥毛をかきわけ、割れ開いた部分をめくって内側をのぞいている気配がする。

 まるで鑑定品でも扱っているかのような念入りな触診に、私は気が遠くなりそうだ。

「健診用に、棒状の器具を挿入するというのが、い、一般的なんですか?」

「貧血の原因として、内部の炎症も原因として考えられますが、外陰部を診た限りでは形の乱れもなく一見して健康状態は非常に良好だと言えそうです。特に淡いピンクの小陰唇は楚々とした奥床しい佇まいで、開口部のくすみも控えめで見た目も非常に整っています。問題があるとしたら、奥の炎症や女性器官粘膜の状態ですから、それはこれから徐々に診ていきましょう」

「は……はい……ひくっ」

(奥まで先生に診られちゃうなんて……!)

 好奇心から、お風呂の鏡に女性の大事な部分を映して観察したことがあった。そのとき、薄く柔らかな恥毛に覆われた割れ目が広げられ、その奥のサーモンがかったヒダがめくれてピンク色の粘膜の中心部に小さな孔が潜んでいるのが、どことなくグロテスクに思えた。アソコがきっと、おちんちんを入れるところなんだ、と思うと私は自分が恥ずかしかった。毛に覆われて排泄器官が連なっていることもおぞましく思えるし、そんな場所が、ちらりとでも彼の双眸そうぼうに映っていると思うと、いてもたってもいられない気持ちになる。

(い、いやぁっ……こんな格好でアソコの内側まで見られちゃうなんてっ……それに、指先がこれ以上先に進むなんて考えられないっ)

 指にしても、検査用の医療道具にしても、異物が近づくだけでも本能的に恐れを感じてしまう。

 本来は、女性の体の中でもっともデリケートで守るべき場所なのに、そこに何かを挿入するなんて、もってのほかだという気がしていた。

(こんなんじゃ私……エッチを初体験するなんてできるのかな)

 社会人になって就職して、新歓コンパも合コンも私の前を空しく通り過ぎていき、デートする相手どころか、連絡先交換をする彼氏候補も現れていない。

 永遠に肉体の扉の鍵を開けられることもなく、ただ年を重ねていくだけなのではないかと危惧きぐしていたときに、まさか婦人科クリニックで強制開錠がなされようとしているなんて思いもしなかった。

「本来は柔らかく、おちんちんを包み込む重大な働きも担う器官ですが、奥野さんの場合はだいぶ頑なに閉じて、まるで外部からの侵入を拒絶しているようですね。これは心理的な作用によるものか、少し経過観察が必要だと思われます」

「あ……ひゃっ……い、いやぁんっ……」

 恥丘の上から秘裂ひれつを探るかのようにIの字に割れ広がった縦線沿いをスッと撫で上げられると、それだけで私の全身がざわめいてくる。

 ひっそりと隠れるように潜んでいた花芯かしんを弄ってくるかのように、左右に佇んだ肉厚な花びらに、さっきまで行われていたゴム手袋越しの触診では伝わらなかった先生の温もりが伝わって、何とも言えない背徳的な気分が高まってきた。

(うそよ……こんな体勢で診察されるなんて……!)

「まだ、局部は力が入っているようですね。仕方ない。体を緩めるために有効な性的快感を付加していきましょうか」

 先生の手が健診用ガウンの胸元に延びて、服の上からふくらみの頂点をクチュッと軽く掴み、先端の突起を布越しに刺激してきた。敏感な部分から広がる悩ましい感覚に私は声を上げてしまう。

「きゃっ!?

(な、何をしたの……う、うそぉっ……)

「バストの反応は大きいようですね。女性としては、悪くないリアクションだ。こういうタッチなら痛みもありませんし、不安が縮小される効果が期待できるんですよ。奥野さん、どうですか。少し、この手法を取り入れてみましょうか」

「そ……それは……」

 簡単なマジックテープだけで留められた健診用ガウンの胸元が広げられ、バストの谷間までぐっと露出してしまった。その膨らみを指先が乳首を弄り、突起を摘んでクリクリとこねまわしていく。私は突然の出来事にショックを受けながらも、診察上、必要なことだという流れに抗うことができず、あえぐように胸を上下させ、苦しげに息を吐くことしかできなかった。

「あ……くぅっ……」

「ちょっと舐めておきましょうか。指などで触れた部分の摩擦が強すぎないように、緩和する働きがありますからね」

「ひぇっ……や、やあぁぁっ……んんっ……」

 とろりと濡れた舌が乳頭に触れ、ねっとりと先端から、らせん状に絡みついてきた。ペロペロと柔らかな粘膜で包まれ刺激を与えられると、先端の突起がむくっと熱を持って膨らんでいくようだ。

「気持ちいいんですね。乳首をいじくられると、頬が上気して色っぽい顔になるということは、性的なたかぶりが訪れているということですよ。これはバストの刺激で女性としての快感が誘発されているわけですから、ホルモンのバランス改善も期待できます」

(こ、これが治療なの!?

「あふ……もう、だ、だめっ……先生っ」

 婦人科であれば、女性器官の不調や妊娠、出産に直結し、性の問題にも直面するのはやむを得ないと思う。その中でも診療室という特殊な空間では医師は絶対的な存在だ。しかも、私は祖母がこのクリニックの院長先生と懇意にしてもらっている。いやらしい、などと非難することもためらわれ、首をイヤイヤするように横に振り立てるのが精いっぱいだ。

 先生は「ちょっとの間、辛抱してくださいね」と診療台のリクライニングボタンを操作すると、最新型の内診台は腰の位置が今までよりぐっと高くなり、足台が左右に別れて開いた膝がさらに広がっていく。

「きゃ、あぁっ……」

 膝上の短い丈の健診着がまくれて恥部が覗きそうなスレスレのラインになる。下腹部がスースーして心もとなかった。パンティーを脱いで両脚を開かされた姿勢の私は、ドクターの前にさらされている光景を想像するだけで頭がくらみ眩暈めまいがしてくる。

 確か、婦人科診療というのは対面したまま下半身を露出しなければならないという心理的負担を軽減するために、患者の腰あたりから、目隠し用のカーテンで分断し医師の診察風景が視界に入らないように配慮してあるのが一般的なはずだ。この診察室でも実際に診療台の脇に天井から厚手のカーテンがかかっているというのに、それはレールの端で束ねられたままだ。

「せ、先生……あの、そこにあるカーテンは使わないんですか?」

「通常は使っていますが、患者さんの問診によって判断します。奥野さん、過去に父である院長が婦人科全体を受け持っていた時代に何度かお祖母様と来ていただいていると思いますが、現在の問診票を診た限りでは慎重に診察したいと考えています。美容ケアも含めて総合的に患者さんを満足させるためには、診療中の表情や反応はとても重要なファクターですから」

 涼しげな声で、さらっと返答が帰ってきた。気の弱い私は、これ以上目隠しをお願いするような言葉が返せなくなってしまう。

「特に女性は肉体の成熟度が治療の抵抗感と関わってきますのでね。年齢が若い方は性体験の有無でこちらの診察方針も変えていきます」

 先生の視線が私の胸や下腹部をちらりと一瞥いちべつしたような気がした。

「な……何か……?」

「やはり、思った通りかもしれないですね。奥野さんはどちらかというと小柄で、胸や腰はまだ発育中といったところで、25歳という年齢の割には成熟具合が不足気味のようです」

 胸の丸みを大きな手が包み込み、ピンク色の先端を先生の指先が捉えたように感じたのは、気のせいだったのだろうか。つまみあげてそのまま軽く先端にクリッと刺激を受けて私は声を上げてしまった。

「あぁっ……んんっ……な、何故そんな場所をっ……」

 白い肌を浅黒い男性の手が覆ったかと思うと、次の瞬間には心臓の上に二本の指が重ねられる。もしかしたら、心音を確かめるためだったのだろうか。

(そうよね……いくらなんでも、私の思い過ごしよ)

 本来は男女の行為で行われるような行為を連想し、私は額に汗が滲んでくるのを感じた。触れ合った部分の、悩ましく切ないようなもどかしい感覚に、私はひとりでに呼吸が乱れてくる。

「ホルモンバランスを整えるためにも、女性にとっては年齢に応じた性的成熟度に到達しておくことが望ましいんですね。問診票を拝見したところ、25歳の現在まで、性交渉の経験がない……そして数々の不調を抱えていると……間違いないですね」

「……はい……記入した通りです……」

 待合室で記入した問診票は、女性の体について詳細に記入するようになっていて、初潮の年齢や生理周期、性の営みの頻度、最後に行った性交渉の時期など、かなり過激な質問が多かった。

(独身だし、彼氏もいないのに、あんな質問まで記入しなくちゃいけないなんて)

 なにか責められているような気分になって、私は恐る恐る聞き返してみた。

「あ、あの……問診票って治療に関係あるのでしょうか……」

「もちろんです。奥野さんは初潮が遅かったようですね。生理不順で、肌荒れや貧血気味で、カウンセリングを希望して来院された……この状態ですと、さまざまな女性器の不調やホルモンのバランスを崩していることが考えられるんですよね……頭痛や腰痛に発展する場合も多いです。ですから……」

「きゃっ……あぁっ……」

 先生の指が左右の胸の突起を捉え、シュッと指でしごいてくる。その瞬間に、ゾクッと甘美な波が胸元に広がっていた。

(ま、まさか)

 私は治療中に自分が性的な快感を覚えている事が信じられなかった。

「若干、手荒な方法だと思われるかもしれませんが、こうして徐々に触診や超音波で画像を診断するエコーなども併用しながら、カウンセリングで必要な治療をしていきましょう。今はプラセンタやホルモンを注射する処方や漢方なども人気がありますが、できるだけ体本来が持っている機能を生かす方法でマッサージなども取り入れながら体を整えていきたいと思います」

「マ、マッサージ……ですか」

「場合によっては、診察の延長で膣内をマッサージする必要もあるかもしれません。あまりにも年齢不相応な成熟具合であれば、その対処も進めていく必要があるでしょう」

「そ……そんな……無茶な……」

「あくまでも、ホルモンのバランスが例えば、男性のおちんちんを受け入れるときの標準的な反応になるまでシミュレーション体験しておく方がいいでしょう。愛液の量は、ふむ、これは問題なさそうですね。経験はなくても、ここまで潤おうということは、奥野さん、オナニーは習慣化しているのではないですか? たとえば、クリトリスをこんな風にこねまわしたり、擦ったりしているなら、セックスの気持ち良さを覚えたいと体の方が訴えても不思議はないでしょうね」

 白衣の手が開かれた足の付け根をたどり、花びらの縁に指先を行き来させたかと思うと、割れ目の上端にちょこんと顔を覗かせた小突起をツーッと撫で上げた。そこは熱を持ったようにズキンッと甘く痺れた。

「や、いやぁっ……あぁっ……せ、先生っ……」

 オシッコを出す部分の、少し上にある部分がクリトリスという名前だってことは、女子校の教室で回ってきたレディースコミックを読んで知ったことだった。それまで、夜寝るときに股間に布団を押し当てるとじんわりと広がってくる妙な快感が後ろめたくて、それでも無意識に足の間に枕やタオルケットをギュッとはさんでこすり付けることを覚えた。それからは、たまに自分の手で触れるようになってしまった。

(こんなエッチなことを先生に気付かれてしまうなんて……)

 自慰じいに耽っているなんて、決してだれにも知られたくない秘密だった。それなのに、いつしか止められなくなり、ひとり遊びに指を濡らして秘かに悦びを深めるようになっていた。

「自分でエッチしたくてオナニーしていたなんて、奥野さんの体は正常な欲求を持っているということですね。問題は、年齢と体の成熟度が乖離かいりしていることでしょう。それが二十代相応の状態になれば、ホルモンバランスが整い生理不順や不調も解消される可能性が高いんです」

 先生はそう言うと、指先を聴診器のように当てがって剥きだしになった花芯を弄ってきた。

「ふむ、とろりとした液がこんなに滲んで、大陰唇全体がヌルヌルしてきていますよ。まだ膣口はつぼみのようにぴっちりと陰唇が合わさって幼ささえ感じる佇まいだが、表面はぬるみで覆われて今にもおちんちんを包み込みたいって体が訴えているようだ。これは、きちんと対処していけば、意外と早く回復に向かうかもしれない」

「は、あぁんっ……んはぁっ……」

 恥毛をかきわけ、秘裂をなぞられると、内側からジュクッと熱い液体が溢れ出してくるのがわかった。とろりとした感触は蜜のようで、ふとももに伝わるとなんだか後ろめたいような淫靡いんびな感覚が沸き起こってきた。

(ま、まさか……今、私診察中に濡れてきちゃってるっていうこと? 私、こんなところでエッチな気持ちで興奮してきちゃってる……?)

 はしたない反応をしている自分が許せなくなる。

「い……先生っ……もう、ここまでで……」

「お気持ちはわかります。奥野さんの場合は免疫がないのだから、うろたえてしまうのも仕方がないでしょう。本来、体はセックスへの願望を人一倍持っているのに、頭で拒絶し不潔なもの、恐るべき行為だとストップをかけて成熟を妨げている可能性があります。これはメンタルも含めて、時間をかけて診察、治療していく必要があります」

「それでは、これからも通院するのですか?」

「もちろんです。長期的に成熟過程を診ていきましょう。こんな風にね」

「ひ……あ、あぁぁっ……先生っ……そんなこと、い、いけませんっ……」

 さっきよりもチロチロと細かく掃き上げるような断続的なリズムで、先生の舌先が乳首を転がしていく。

(恋人でもないのに……だめよ……だめぇっ……男の人に舐められるなんてっ)

 こんなことはいけない、診察の域を超えている凌辱りょうじょく行為にあたるのではないかと不安を感じながらも、免疫のない私にとってはゾクゾクするような昂りが生じてしまう。

(い、いやぁっ……おかしくなっちゃうぅっ……)

「本当は、このまま指を奥まで挿れて、電子機器や医療機器の検査を続けたいんですけどねぇ。まだ難しそうですね。荒療治にはなりますが、ここは恐怖心を取り除くために、快感を覚えてもらって、肉体の抵抗感を取り除いた方がよさそうですからね」

「ひあぁぁんっ……きゃ……あぁぁっ……んはぁんっ」

 それは想像を絶する感覚だった。

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著者加藤文果
イラスト

「せ、先生……む、無理ですっ」「奥野さん、ここは女性にとって赤ちゃんを作るときに大事な場所なんですよ。おちんちんを入れる準備は二十代で対策しておいて決して早すぎるということはない」ヌルッとしたジェルにまみれた医師の指先から、悩ましいほどの愉悦が下腹部全体に広がっていく。(……こ、これが媚薬?)ジェルを塗られた部分の感覚が鋭敏になり、成分が膣奥にも浸みこんで、一層ズキズキと内側の血流が盛んになっていく。媚薬ジェルを塗られて体の芯が疼いて仕方ない奈優。「あ……あぁんっ」この治療は一体いつまで続くの? めくるめく快楽に目覚めて妖しい背徳診療の虜に。切ない恋心に揺れる禁断の婚前診察LOVEストーリー。

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