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簡単な約束だろ?~束縛課長のみっつの蜜約~

  • 作家如月一花
  • イラスト繭果あこ
  • 販売日2016/10/25
  • 販売価格300円

「俺と付き合うなら、みっつ約束して欲しいんだけど」──友人にけしかけられ、憧れの中島課長に告白することになった奈央。OKをもらえるはずがないと思いながらもいざ告白すると…なんと「みっつの約束」を守ることを条件にOKがもらえる! その約束の内容に困惑する奈央をしり目に、キスとそれ以上の行為を求めてくる課長。その場はなんとか逃れたが、その後も甘く迫られ束縛され、翻弄される日々が続く…。課長に似合う女性になろうと努力し、約束を守ろうと奮闘するも、空回りしてしまう奈央。ある日、課長がきれいな女性とふたりでいるところを目撃してしまう! 戸惑い、自信をなくした奈央に課長が語る「みっつの約束」の真相とは…?

「あっ!」
 ふっと気を抜いた瞬間、抱え込んでいた資料の束がなだれのように崩れていき、床に紙が広がる。
 何をやっているんだろうと慌てて拾い集めていると、そっと一枚差し出される。
「大丈夫か?」
「中島(なかじま)課長。すみません」
「気を付けろよ」
「はい」
「本田(ほんだ)はそそっかしいからな」
 そう言うと、中島課長は一緒になって資料を拾い集めてくれる。
 抱えている仕事もあることは分かっていたし、こんなことくらいひとりで出来る。
 すぐにやめてくれと言おうとしたら、中島課長の手には資料が集まっていた。
「これで全部か?」
「……はい、ありがとうございます」
 中島課長から資料を受け取る。
 その指は長く細くて、チラリと顔を見れば優しい眼差しが私を見ていた。
 性格も良くて、顔もよくて、それで課長なんて、ホントモテるんだろうな。
 と、余計なことを考えている間に課長は席に戻ってしまう。
 私も、こんな課長と働けて嬉しいし、入社以来、片想いをしている。
 丸山(まるやま)食品の営業部に配属されて唯一の憩いはこの中島課長からの優しさ。
 両想いなんて夢みたいなことは思っていない。
 でも、もしも付き合えるならなんだってしたい。
 その日、私は親友の瞳(ひとみ)と久しぶりに会って居酒屋で飲んでいた。
 ふたりともほろ酔いで、会社の愚痴から好きな人の話題まで様々な話をして楽しみ、店内も満席に近く私達もかなり長居していた。
 瞳はカシスオレンジを飲みながら、私をじっとりと見つめる。
「で? その課長のこと好きなんでしょ」
「う、うん」
 つけまつげとマスカラ、カラコン、しっかりメイクされたアイシャドウたちに囲まれた目は、私を軽く睨(にら)む。
 完璧な化粧で整えられた美人の瞳は、付き合っている人はいない。
 でも、美人だし、気も利くし、すぐに彼氏だって出来そうだ。
 強いていえば、ちょっと気が強いところが気になるけれど。
「いつから彼氏いないっけ?」
「いつからだっけ。うーん」
 私はシラを切ろうと苦笑いしてビールを飲んだ。
 ゴクリ、とビールが喉を伝う。
「ていうか、彼氏出来たって言われたことないけど?」
 言われて、ギクリとする。
「出来たことないはずないよね?」
 瞳が少し酔った目で私を覗き込む。
 私はまたビールを飲んで、瞳の視線を逸らした。
 何も言えないし、彼氏がいなかった、なんてことだって言えない。
 すると瞳はため息を吐いてから言った。
「彼氏いない歴=年齢ってこと? そろそろヤバくない?」
 私が頷(うなず)くと瞳は呆(あき)れることもなく更に言う。
「じゃあ、その課長と付き合いなよ」
「え? 課長と? どうして」
「だって、好きな人はいるんでしょ? 告白して付き合えばいいじゃん」

ご意見・ご感想

編集部

いつかは、彼氏くらい出来る…
いつかは、結婚出来る…
いつか、いつか……でもそれって、いつ?

友人にけしかけられ、憧れの中島課長に告白をした奈央ちゃん。
仕事もできて、優しくて、出世街道まっしぐら!の課長に告白しても
付き合えるはずがないと玉砕覚悟で挑んだはずが、条件付きでOKをもらうことに!?

その条件とは…「みっつの約束」を守ること!

しかしそこには奈央ちゃんを翻弄するような約束が。
仕事の時とは違う顔を見せる課長に
甘く迫られて、束縛されて…もう身も心もいっぱいいっぱいですヾ(*´Ο`*)/

──果たして「みっつの約束」の真実は? ぜひご覧ください!

2016年10月25日 4:56 PM

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