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束縛の甘い檻~恋のお相手は悪役オオカミ~

  • 作家マイマイ
  • イラスト乃里やな
  • 販売日2017/09/05
  • 販売価格400円

おまえ、本当に初めてだったのか――
彩音は色々なことを諦めてきた、無難にやりすごせるように。
だから上司に絡まれても拒めない。
本当は怖い、誰か!
助けてくれたのは驚くほど綺麗な女性、アリサ。
その後ろにいたスーツ姿の男性、遼に彩音の心は奪われる。
はっきり聞いてはいないけれど遼とアリサはきっと恋人同士。
わかっていても遼への気持ちが加速する彩音は、求められるまま身体を開いてゆく。
アリサを悲しませてはいけないのに遼から与えられる快感に抗えない彩音。
勇気をふり絞って関係を終わらせようとするが?
予想外のアリサの反応、もっと予想外の遼の本音。
初めて手放したくない恋を見つけた彩音、弄ばれていたわけじゃないの……?

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 薄紅色に染まった太ももに、大きな手のひらが勢いよく振り下ろされた。
 バチン、バチン、と派手な音がラ×ホテルの室内に響く。
「きゃあっ!」
 肌を切り裂くような激痛。
 北原(きたはら)彩音(あやね)はほっそりとした肢体をのけぞらせながら悲鳴をあげた。
 打たれたばかりの肌に、男の手形がくっきりと残っている。
 痛い、怖い。
 たしかにそう思っているはずなのに、体は心と真逆の反応を示していた。
 小さな乳房の先端は固く尖り、黒い繁みに覆われた秘部はじんじんと疼きながら溢れんばかりの蜜液にじっとりと濡れている。
 もっと虐めてほしい。
 たくさん感じさせてほしい。
 何も考えずに済むように……。
 だめ。
 このままでは何も解決しない。
 快楽の底へと沈んでいく意識の片隅で、残された理性がもがいている。
 今日こそ、終わらせなくてはいけない。
 彩音は全身にまとわりついてくる快感に抗いながら、ベッドサイドの鏡に映る弓坂(ゆみさか)遼(りょう)の顔を見つめた。
「おまえはいつまでたっても俺の言うことがきけないんだな、彩音」
 眉根を寄せた険しい表情。
 切れ長の目元がいつもよりも鋭さを増している。
 あまりにも強い視線に晒され、彩音は自分が何を言うべきだったのかも忘れて口ごもった。
「わ、わたし、あの」
「こんな時間に呼び出すなんて何を考えているんだ? 俺が連絡するまで待てといつも言っているだろう」
 表情からは想像できないほど静かで落ち着いた声。
 大きなベッドの上で四つん這いにさせられたまま、今度は尻肌を思い切り強く打たれた。
「あぁっ……!」
 甲高い声と共に、うっすらと開いた唇から熱い吐息が漏れる。
 激痛はすぐに過ぎ去っていく。
 そして後には、気が狂いそうになるほどの愉悦だけが皮膚の奥深くに刻み込まれる。
 下腹部のじくじくとした疼きが増幅され、熱湯のような淫液が太ももの内側を伝い落ちていく。
 自身の姿が鏡越しに見えた。
 遼に言われるまま頭を低くし、腰を高く上げた姿勢。
 それはまるで交尾を待つ雌猫のようで。
 頬が燃えるように熱くなる。
 いやだ。
 こんなの耐えられない。
 見られたくない。
 心の緊張や焦りを嘲笑うように、彩音の肉体は激しく背筋を震わせながら悦びの声をあげていた。
 身に着けているものは何もない。
 いつもと同じように、部屋に入るなり下着もすべて剥ぎ取られた。
 乱暴すぎる行為。
 それなのに、どうしてこれほどまでに感じてしまうのだろう。
 叩かれて気持ちいいと思ったことなど、ただの一度もなかったのに。
 遼と一緒にいると、あらゆる感覚がおかしくなっていく。
 痛覚も、時の流れも、善悪でさえも。
 自分が自分でなくなっていく。
 それでもかまわない。
 そう思えるほど、いつのまにか夢中にさせられていた。
 セ×クスにも、この遼という男にも。
「まだ答えないのか。どうして俺を呼び出したんだ」
 遼が再び問いかけてくる。
 赤く腫れた尻肉が、ゆっくりと撫でまわされていく。
「あぁ……は、話が、したくて……」
「話って? 言ってみろ」
 触れられたところが、微弱な電気を流されたようにじんわりと痺れてくる。
 こそばゆさと性的な快楽を混ぜ合わせたような感覚。
 また、じゅん、とあそこが熱く火照っていくのがわかる。
 垂れ落ちていく液体が、シーツに恥ずかしい染みを描いていく。
 指先がそろりそろりと両脚の狭間へと忍び寄ってくる。
「い、いやっ」
「勝手に動くな」
 思わず閉じようとした太ももをつかまれ、強い力でぐうっと押し広げられた。
 指は恥毛をよりわけ、たっぷりと潤んだ秘唇の割れ目をなぞりながら前後に移動していく。
 際限なく溢れ落ちる性蜜を、媚肉全体に塗りつけるように。
 これでは、とても話などできない。
 頭がうまく働かない。
 恥ずかしくてたまらない。
 やめて、と声をあげる間もなく、爪の先で肉芽の上を軽く引っ掻かれた。
 さっきまでとは比べ物にならない直接的な刺激が、陰部から脳天まで突き抜けていく。
「いやっ、いやあっ……!」
 びくびくと腰が跳ねた。

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