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白衣の彼とお医者さんごっこ <妄想デートクラブ>シリーズ

  • 作家内藤みか
  • イラスト雨野森
  • 販売日2012/10/5
  • 販売価格200円

「これじゃいけませんね、揉み解していかないと」ナオヤは両手でレイの乳房を弄り始める。 柔らかく、徐々に、リズミカルに――白衣を着て医者の役を演じながら次第に勃っていくナオヤは役者のたまご――ここは、淫らな想いを叶えてくれる女性専用のデートクラブ。レイは入院中の本物の医者との触れ合いが忘れられずに…。淑女妄想シリーズ第一弾!

最近の私は、少し、ヘンだった。

病院を退院してきてから、少し、ヘンなのだ。

入院の理由は、大したことではなかった。

カゼをこじらせて肺炎になってしまったので、点滴しながら1週間ほど静かに病室で休んでいた。それだけのことだったのだけど。

退院してきてからというもの、私はお医者様が恋しくてならなかった。それは別に、彼に惚れたというわけではない。私は先生がすることに、発情してしまったのだ。

検査の時に、先生の温かな指が乳房に触れた。私にはもう2年も恋人がいない。男の人に久しぶりに胸を触られて、それだけで興奮してしまった。

もう一度病院にいって、先生に胸を触られたい。できることなら強く揉んでほしい……。そんな願望がしょっちゅう頭に浮かんでくる。

白衣の先生が、ベッドに横たわっている私に静かに近づいてきて、そっと検査着の紐を解き、胸をはだけさせる。

あの時のときめきが私は忘れられなかった。

でも哀しいくらい私は健康で、熱もないし、胸も苦しくはないし、咳も出ない。先生に精密検査をしていただくほどの症状はどこにもなかった。

男の人と触れ合いたいという欲望は前からもちろんあったのだけど、それが最近は『白衣の男の人に胸を揉まれたい』というマニアックなものになってしまった。

こんなこと、恋人には、言えない。

今は恋人はいないけれど、いつか恋人ができても、きっと言えない。

「私、白衣の男の人が好きなの。だから、白衣を着てほしいの」

そんなこと言うのはとても恥ずかしい。絶対に、言えるわけがない。だから、私は、この妄想をひとり胸に抱えているしかないんだろうと思っていた。

私は時々、ネットで「白衣」と検索してしまう。白衣のお医者様の画像を見て、ドキドキして、時々、自分で自分を慰めている。

裸にされて、身体の隅々まで丁寧に検査をしてもらったあと、彼に抱かれる……。そんないやらしいことを考えているなんてこと、誰にも、打ち明けることはできなかった。

そして私はいつものように「白衣」と検索した際に、画面の右端に現れた広告に気づいた。

『あなたの欲望シチュエーションを叶えます! 好みの男の子にお好みの衣装を着せて、デートしてみませんか?』

これはどういうものなんだろう。

私は迷わずその広告をクリックした。

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