夢中文庫

背徳プライベート・レッスン

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  • 作家桜井真琴
  • イラストnira.
  • 販売日2014/12/12
  • 販売価格500円

旧華族の名家に生まれた雪村静菜(ゆきむらしずな)には幼馴染みがいた。生意気で可愛らしい、四つ年下の秋月凜斗(あきづきりんと)。七年ぶりに出会った凜斗は美しい青年に成長し、しかも世界を股に掛ける貿易商社の若き御曹司になっていた。凜斗は父親の死で境地に陥った雪村家のため、尽力を。ふたりは惹かれ合っていたはずだった。しかし、あるときから凜斗の態度が急変。「僕専用のメイドになれ」と手錠で拘束され、大人の玩具を入れられて……次々と淫らな命令を。「アイツのところに行くんだろ?僕が静菜の身体を開発しといてやるよ」仕組まれた婚約なのに……口外できない静菜。嫉妬に駆られた凜斗は、ついに静菜の純潔を奪うのだが……。

プロローグ

「やっぱり可愛いな、静菜(しずな)って。これだけでこんなに感じちゃうんだ」

凜斗(りんと)は愉快そうに笑い、また薄いガウン越しに、胸のふくらみを背後から強く揉みあげてきた。

「キャッ! ちょっと……凜」

「言ったよね。静菜は僕のメイドだろ? これからは僕に奉仕するんだ」

「そんな、だって……」

冷たく、鈍い光を見せるアッシュグレーの瞳。幼い頃からずっと変わらない、透き通るような視線で見つめられると、心臓の鼓動は速まり、目の奥が熱くなる。

(怒ってる……凜が)

静菜より三つ年下の凜斗はまだ十九歳。静菜の幼馴染みである。昔は弱虫で、いつもいじめられていたのを静菜は助けてあげていたというのに。

戸惑い、目頭を熱くする静菜を背後から凜斗が抱きしめる。

「いやっ」

抵抗しようとするが、後ろ手に拘束された金属の手錠が、カチャカチャと音を立てるだけだ。

(やだ。これ……全然外れないじゃない……)

おもちゃみたいなものと言われたけれど、静菜がどんなに力を入れても、手錠はびくともしなかった。凜斗が後ろから首筋に唇を添えて、ぬめった舌を這(は)わしてくる。

「あっ……」

ぞくりとした感触が湧いて、薄いガウンの下で内腿(うちもも)が震える。ガウンの下はショーツ一枚しか穿(は)いていなかった。

(ど、どうして……)

無理矢理にされているというのに、先ほどから太もものつけ根が熱くなっていく。凜斗の舌が耳を擽(くすぐ)り、胸にあてがわれた両手が激しく動いて、ガウン越しに静菜のバストをいやらしく揉んでいく。

「は……んんっ」

自然と甘い声が漏れそうになり、静菜は唇を噛みしめてやり過ごす。肩越しに覗き込んできた凜斗は、静菜のそんな変化を見て、クスクスと笑いを漏らした。

「ねえ、そろそろ教えてくれないかな。どこが気持ちいいのか」

「き、気持ちいいわけなんか……んくっ」

凜斗の指先が服の上からだというのに的確に胸の頂に触れた。乳首から電流が流れたように感じて、静菜は腰をピクンと震わせる。

「ガウンの上からでも、こんな反応なんだ。直接触ったらどんなになるのかな」

(え……)

言っているそばから、凜斗は静菜のガウンの前を裂いた。

「だっ、だめっ……」

静菜は顔を赤らめながら振り向いて、肩越しに凜斗を非難する。しかし、凜斗は意に介さず、静菜のガウンの前をすべて開いてしまう。

胸を露(あら)わにされて、慌てて手で隠そうとするも後ろ手に拘束されていては、それもかなわない。

「ねえ、なんでここって、いつも尖(とが)っちゃうのかな?」

「し、知らないわ。そんなこと」

強がってみても、意味のないことだった。乳房の頂は確かに張っている。凜斗は人差し指でふくらんだ赤い突起を軽く撫でた。

「あんっ」

身体全体が、ビクビクッと震える。泣いてしまいたいほど恥ずかしい反応だ。だけど、がまんしようと思っても、全身はまるで神経が剥き出しになったように、感じてしまう。

(いやなの……こんなのいやなのに……)

逃げたくても逃げられない。小さかったはずの彼は成長し、静菜よりも大きくなっている。さらに両手の自由を奪われていては……なすすべもなく幼馴染みに悪戯されるしかない。

「いい反応。さすが旧華族の令嬢だな。もしかして男を喜ばせるために、もう誰かに仕込まれてるんじゃないの、本当は」

「なっ……そんなわけ」

身体を揺すると、手錠の音がカチャカチャと響いた。

彼の手がガウンに潜り、太腿(ふともも)の付け根までをゆっくりと這いあがっていく。

「あっ……だめ」

激しく抵抗するも凜斗の腕の中では暴れることなんかできない。

「なんか股のところ、すごく熱くなってる。湿っている感じがするけど。もう濡れちゃったのかな」

「バ、バカっ。そんなこと……」

(やだ。私、もう……)

子宮の奥が疼(うず)き、ショーツの中に垂れこぼれていくような感触がする。頭までカァと灼(や)けるように熱くなる。静菜は太ももをギュッと締めつけて、彼の手の侵入を拒もうとしたが遅かった。

「い、いやっ! 本気で嫌なんだってば」

「僕だって本気だよ」

凜斗が低い声で囁(ささや)いた。ゾッとするような冷たい声。

(今までの……凜斗じゃない……本気で怒って……私を犯そうと……)

ちらりと背後を振り向けば、凜斗の切れ長の目が細くなって、軽く口角(こうかく)を上げて笑っている。

「子供の頃の約束、ちゃんと果たしてもらうから」

「そ、それは……だから何度も言うように、子供同士の他愛ない遊びで」

「静菜はそうかもしれないけど、僕は違うから」

凜斗はそう言いながら、静菜の身体をベッドの上に投げ出した。

「キャッ」

キングサイズのベッドは沈み込むような柔らかさだ。凜斗の匂いが鼻先をくすぐる。

起き上がろうとすると、凜斗の大きな身体が覆い被さってきた。静菜は後ろ手に手錠を嵌(は)められたまま、身を捩(よじ)るが、その虚しい抵抗は逆に凜斗を楽しませてしまう。

「信じてたのにな、静菜のこと……でもしょうがないことだよね。六年間も離れていたんだし。僕がバカだったんだから。……今までは優しくしようと思ってたけど、だめだな。せいぜい、アイツを喜ばせるように僕が仕込んであげるから」

いよいよ凜斗の手が下りてきて、ショーツの股布(またぬの)の部分を指で触れる。

「んっ!」

いきなりの刺激に身体が反応する。敏感な部分を布越しとはいえ、凜斗に触れられてしまったという衝撃が、静菜の心身をより熱くさせた。

「とりあえず、気持ちよくしてあげるか。どう男に奉仕するかは、あとでじっくり教え込んでやる」

「な、何を言って……」

静菜の反抗する声が止んだ。馬乗りの体勢で静菜の身体を跨いでいた凜斗が、自分のスーツの下のファスナーを下げて、男性器を取り出したのだ。

静菜は慌てて目を逸らした。

「ほ、本気なの? 凜。やめてっ、お願い、もう……」

哀願することしかできなかった。

「……もう無理だよ。静菜」

(う、嘘……。そんな……こんな風に誤解されたまま、凜に凌辱(りょうじょく)されるなんて……)

六年ぶりに出会った凜斗は、まるで漫画の世界から抜け出したような、大きな瞳の美少年。

財閥の御曹司で、頭も良くて、女の子だったら誰もが惹かれるだろう、パーフェクトな人間だけれど……このまま、愛されもしないまま、無理矢理抱かれるなんて……。

「い、いやっ」

静菜が叫ぶ。そのとき、ふいに。凜斗の動きがピタリと止んだ。彼は顔をくしゃくしゃにして、静菜を見つめた。

「くそっ……どうしてっ。どうして僕じゃだめなんだ」

違う。

違うわ。そうじゃない。これは誤解なの……。

ずっと、ずっと子供の頃から、あなたのことは大好きなの……に。

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