夢中文庫

明け方まで愛して~溺愛彼氏のベッド事情~

  • 作家橘柚葉
  • イラスト結日
  • 販売日2016/10/19
  • 販売価格300円

「証拠を見せて。僕を安心させて」
優しく色っぽく千佳を愛する謙一郎。有名な青年実業家の彼は、検診クリニックで千佳に本気の一目ぼれ。
千佳は紳士的に猛アプローチしてくる謙一郎の情熱に惹かれ付き合うことに。千佳を溺愛する謙一郎は猛獣のごとく求め続けてくる。
恋愛初心者の千佳にとって、毎晩何度も身体を重ねるのが普通なのかわからない。それをクリニックのドクターで幼馴染である祐二に相談したのが間違いだった!?
聞きたくなかった言葉、鈍感な自分への嫌悪、謙一郎からは勘違いされ――
謙一郎さんはハイスペックなのにどうして私を好きでいてくれるの?もう飽きちゃったかな――と悩む千佳だが、実は謙一郎も不安を抱えていて……。


「千佳(ちか)ちゃん。ほら、見てごらん。甘い蜜が滴ってる」
「っやぁ……んん! ダメってば、謙一郎(けんいちろう)さんっ!」
 イヤイヤと首を横に振るが、身体は喜んでいる。そのことに気がついているからこそ、謙一郎さんは手や舌の動きを止めようとはしない。
 謙一郎さんが私に触れるたびに、しきりに甘い声が漏れてしまう。
 彼が触れる場所すべてが性感帯になったんじゃないかと思うほどだ。
 シーツをギュッと握りしめると、謙一郎さんは動きを止めて私の手からシーツを奪い取った。
「ダメだよ、千佳ちゃん」
「どうして?」
「僕がシーツに嫉妬するから。千佳ちゃんの手はここだよ」
 そう言って謙一郎さんは私の手を握ってきた。
 ゴムを付けて準備が整えられている彼自身が、私の中心に向かって入ってくる。
 熱く固い彼自身を包み込むように、蜜が滴る場所がキュンと切なく収縮する。
「動くよ、千佳ちゃん」
「待って! さっきイッたばかりだからもう少しだけ……ちょ、ちょっと、謙一郎さん?」
 抗議の声は喘ぎ声に変わってしまう。自分でも聞いたことがないような甘ったるい声。
 その声を出しているのは自分自身だけど、恥ずかしいから違うと否定したい。
「キレイ、可愛い。ずっと抱きしめていたい」
「ああっ! っあああんん!!」
 ビクビクッと身体を震わせ、真っ白な波にダイブしていく。
 そのまま私はフェイドアウト。謙一郎さんの温もりを感じながら、眠りの底へと誘われてしまった。
 * * * *
(謙一郎さんの体力って尋常じゃないと思う)
 昨夜の謙一郎さんも凄かった。一体、昨夜だけで何回エ○チをしたことだろう。
 達した回数を数えるのも恐ろしい……
 いまだに残る甘い余韻と痺れ。それを感じて顔を赤らめた。
 森口(もりぐち)千佳、二十五歳。市内にある検診クリニックで働いている、ごくごく普通の社会人だ。
 身長百六十センチ、まあまあのスタイルを保っていると思いたい。
 もちろん体型維持のために家での筋トレや柔軟などはかかせないところだ。
 髪は黒く、背中までのストレート。容姿的には清楚なお嬢様っぽいと知人たちは言う。
 だが、あくまで「お嬢様っぽい」だ。お嬢様では決してなく、ごくごく普通のサラリーマンの娘である。
 そんな私が、容姿もスペックも素晴らしい男性と付き合っているなんて、いまだに夢じゃないかと思うことがある。釣り合いが取れていないと言われても仕方がないかもと思うほど。
 いろいろな面でハイレベルな謙一郎さんだが、実は夜の営みも凄すぎるのだ。
 昨夜の謙一郎さんは本当に凄かった。凄かったのひと言に尽きる。
 それは今、私の身体が物語っている。
 大きく伸びをしたが、力が入らない。
 エ○チのあとは泥のように眠ったと思うが、身体の節々が痛くて悲鳴を上げている。
 身体を少し動かしただけで疲れているのがわかるぐらいだ。
 しっかり眠ったはずなのに、全然疲れが取れていないのは一体どういうことだろう。
 カーテンの向こうはとても明るい。今は何時なのだろうか。
 ベッドに入ったのは夜九時ぐらいだった気がするが、最後の方は朦朧としすぎていて何時までエ○チをしていたのか覚えていない。
 ただ白みがかった空を見た気がするから、かなりの時間抱き合っていたという計算になる。
 もう無理だと言っても謙一郎さんの手は止まることはない。そして甘い言葉に酔わされて結局謙一郎さんを拒めないのはこの私だ。

ご意見・ご感想

編集部

なんでそんな勝手なコトするの!?

今日も飛ぶ千佳ちゃんの怒号(笑)
…でもそれは謙一郎さんへの愛の証信頼の証拠
“まとも”な千佳ちゃんからしてみれば、
破天荒な謙一郎さんの(あらゆる意味での)行動力に驚かされっぱなし( ゚Д゚)

でも謙一郎さん、言動の一つ一つにきちんと理由と信念があって。
…一番大きな理由は言わずもがな…千佳ちゃんを溺愛しているからなんですけれども♪
求める回数だって…ちょっとやそっとじゃ済まないのです(*´▽`*)

ハイスペックべったり彼氏
こんなに愛されるとかえって不安に……

愛するがゆえに、愛されるがゆえに抱える悩みを二人で乗り越えて!!
(それを見守り、時に叱ってくれるドクターや秘書さん、素敵過ぎなのです)

どこまでも真っ直ぐ突き進む☆ド☆めろめろな謙一郎さん――
鈍感さの殻を破って真っ直ぐな愛を受け止める千佳ちゃん――

あなたのLOVEなハートに火をつけてくれます♪
どうぞお楽しみ下さい!!

2016年10月19日 1:36 PM

橘 柚葉

初めましての皆様、そして、いつも応援してくださっている皆様、橘柚葉です。

このたび、夢中文庫様より三作目の作品を出させていただくことになりました。
これも、読んでくださっている皆様のおかげでございます。ありがとうございます。

タイトル通り、ヒロインである千佳ちゃんが愛されすぎております。
だからこそ生まれる不安と不満。
それはヒーローである謙一郎にも同じことが言えるわけで……。

是非とも、謙一郎の溺愛ぶりをご堪能いただけたらと!!
どうぞ、千佳&謙一郎の恋。応援していただきながら読んでいただけたら幸いです。

2016年10月19日 5:45 PM

オススメ書籍

とろけるような甘いお仕置き

著者桜井真琴
イラストnira.

大手広告代理店に勤める広告デザイナーの夏羽は、入社六年目で仕事に行き詰まりを感じていた。そんなある日、元カレである月島ほたるの経営するギャラリーに立ち寄る。元売れっ子CMデザイナーの彼は、誰にでも優しくて、大人の色気に満ちていて、やっぱり私はまだ彼が好き。年下の可愛い彼氏の光太郎がいるというのに、私は心の隙を突かれてイケない関係に……。年下カレの一途な愛と、大人な元カレの変質的な愛。そんな毎日に溺れていた私は、実はふたりの罠に堕ちていたことに気づかなかった。めくるめく官能の世界についに私は心も体も蕩けさせられ……。甘く危険なノンストップ倒錯ラブストーリー。

この作品の詳細はこちら