性悪な異母兄に王族としての称号を奪われた元王女ヴェルフェルミナ。教師として慎ましい生活を送っていたある日、兄王より「救世主を召喚する儀に参列せよ」との命令が下る。王家に伝わる虹色水晶には不思議な力があり、「国を救う救世主を召喚することができる」という言い伝えがあるのだ。内心馬鹿げていると感じていたヴェルフェルミナだったが、実際に儀式を執り行うと、凛とした美青年ショウが召喚されて――?
兄王の愚策のせいで戦争間近のラザラス王国の平和のため、国民のため、元王女は救世主と手を取り合い、自らの運命に立ち向かう。そしてなぜかラザラス王国の歴史に詳しい、救世主ショウの正体とは……?