「私はフィーネを大切にしたいんだ」――宿敵を倒し、吸血鬼王へまた一歩近づいたリーンハルト。フィーネも王太子妃教育に取り組み忙しく過ごしていたが、彼女には悩みがあった。それは吸血鬼であるリーンハルトにいまだ血を与えられていないこと。彼に惹かれる反面、執刑官として育てられてきた過去から、その行為を恐れてしまっていた。そんな中、新王の台頭を恐れ現吸血鬼王・エーヴァルトからふたりに刺客が差し迫る。だが誰の血も飲んでいないリーンハルトは本来の力を出せず、窮地に追い込まれてしまい……果たしてフィーネは彼を救い、エーヴァルトの脅威を取り払うことができるのか!?
ノベル1、2巻同時発売!