夢中文庫

イケメン社長のいけない実験~花嫁をテレビショッピング~

  • 作家アドウマドカ
  • イラスト九重千花
  • 販売日2015/11/17
  • 販売価格300円

「私の身体……こ、こうなりました」私は実験体、逆らってはいけない。やだ……恥ずかしい……男性に裸を見せるのは初めてなのに。二階堂さんがじっと私の身体を見てる……巨乳の癒し系美人、りり子はショッピングチャンネルの人気ナビゲーター。ある日、自ら企画した栄養ドリンク“ツヤツヤピカーン”を大量誤発注してしまったりり子は凄腕の企業コンサルタント二階堂に「実験結果が良ければ全部売れる」と唆されて、いけない実験に乗り出すのだが……豪華ホテルでの激しくもエロチックな実験内容にとろけ、二階堂へ恋心を抱くりり子。“ツヤツヤピカーン”は本当に売れるのか? そして二階堂の真の目的とは? テレビの世界が舞台のお仕事ロマンス。

「ガウンを脱いで、全身の肌を見せて」
 眼鏡をかけた超絶美男子の顔が私を見下ろす。
 クールな二階堂(にかいどう)さんの声にびくびくと身体が震えた。
 彼も部屋に備えつけの薄いシルクのガウンを着て、私の目の前に立っている。
 その姿から、打ち合わせどおりに二時間の仮眠を取った後なのだと伺える。
 繊細な瞳が綺麗に澄んで私を見つめ、褐色の肌は艶めいて滑らかだ。
 只今実験中の栄養ドリンク『ツヤツヤピカーン』は、男性の肌も美しくする効能がある。効果の絶大さにホッとする。さて、私はどうだろう?
「……はい」
 私は実験体、逆らってはいけない。
 実験室として二階堂さんが提供してくれたのは、大きなコンサルタント企業の社長さんらしく、超高級ホテルのスイートルームで、窓の外には煌めく夜景が広がっている。ムードは満点だ。
 だけど……私は男性に裸を見せるのは初めてなのだ。
 恥ずかしいのを通り越して、挙動不審この上ない。
 緊張しきった頭の中は音さえも聴こえなくなり、ボーンと、耳鳴りのような感覚に包まれると、空気が膨らんで私を締め付ける。
 頭なのか目なのか、どんどん霞んでいく。
(何をすればいいんだっけ? そうだ……脱ぐんだった……)
 焦点の合わない目でじっと二階堂さんを見つめる私の顔って、すごく怖くないかな? ふと、心配になる。
 少しでも表情を変えようと唇をかむ、するとほっぺたがぷぅっと膨らんで二階堂さんがくすっと笑った。
「怖がらないで、実験だよ」
「そう……ですよね……じっ……実験……です……ね」
 コクコクと頷いて、急いで腰紐を外した。下着はクリーニングに出してしまったのでガウンの下は全裸だ。
「私の身体……こ、こうなりました」
 ストンとシルクのガウンがカーペットの上に落ちる。
 二階堂さんの表情が、ぴくっと変わった。
 私のみっともないほど大きなおっぱいを見て驚いたのだろう。
 あぁ、やだ……恥ずかしい。もう見せたし、実験はこれでいいかな?
(ガウンを拾わなくっちゃ……)
 しゃがもうとした身体に二階堂さんの手が伸びて、肩をつかまれる。
「このままでいて」
「……はい?」
 じっと私の身体を二階堂さんが見る……首筋、肩、乳房、少ししゃがんで腹からわき腹、ほんの少しだけヘアを残したデリケートゾーン、太もも、ひざ下と点検すると、とうとうカーペットに膝をついて足の指先まで見る。
 見られているだけなのに、全身の感覚がびりびりと痺れて、はっと気がついて下を見たら乳首がぷっくりと立ち上がっていた。
(どうしよう……まだ、見るのかな?)
「見た目は、とても綺麗だ。文句のつけようがない。触ってもいい?」
(触るんだ!)
 いやいや、実験だもの。感触も良くなると言ったのは私だ。触ってもらわなくっちゃ。
「はい……どうぞ」
 言ってから目を閉じた。

オススメ書籍

秘め事はあなたの腕の中

著者本郷アキ
イラスト

部屋がおかしい――綾音は自分の部屋に異変を感じ、無料の弁護士相談に行く。そのビルで出会った新見智とぶつかり、食事に誘われる。この人、弁護士よね、そんな気持ちから応じるが、新見の容姿や話し方、所作に惹かれてしまう。怖くて家に帰りたくないと述べると、新見はホテルを予約してくれた。ほっとした綾音は食事の席で眠ってしまう。そして目が覚めたらホテルの部屋の前。いけないと思いながらも恐怖と安堵で疲れ果てた心と体は新見を求める。「一人でいたくないんです」そう訴える綾音に、新見は困惑しながらも腕を伸ばし抱きしめ、そして唇にキスを――『クールで口下手な専務の溺愛プロポーズ』の新見と綾音の溺愛ラブストーリー。

この作品の詳細はこちら