「俺たちは夫婦なんだ。妻の身体を愛してなにが悪い」――香料メーカーに勤める調香師の紫織は、次期社長の悠真から突然、契約結婚を持ちかけられる。なぜ自分に?と戸惑いながらも、とある問題を抱えていた紫織は、その提案を受けることに。仕事第一だと言う彼と愛のない結婚生活を送るはずが――予想外にも「仮面夫婦になるつもりはない」と宣言した悠真は、夫婦らしく触れ合いたいと告げ、唇を奪っていく。慣れない紫織の反応を楽しむように、彼はどんどん甘く遠慮がなくなっていき……!? その甘い熱にすべてを委ねたいと思い始めるも、紫織にはすべてを捧げられない事情があって……?