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恋愛下剋上! 旦那様はデキる部下!?

  • 作家高久ややこ
  • イラスト蓮水薫
  • 販売日2019/04/09
  • 販売価格400円

実力主義で女性の騎士も珍しくない国、エッジガルド。そこで戦女神のごとく美麗な容姿をもつエレオノーラは騎士団団長を務め充実した日々を送っていたのだが、両親をすでに喪った彼女にとって唯一の肉親であり元女騎士でもあった祖母から、自分が元気なうちに花嫁姿と曾孫を見せて欲しい、と懇願される。実は『彼氏いない歴=年齢』のエレオノーラにとってはとんでもない難題。上司に相談し騎士団員の前で呼びかけては、と提案され実行。すると名乗りをあげたのは、副団長のクリス! エレオノーラを公私ともに献身的に支えてきた彼が一気に溺愛態勢に! 一途すぎる副団長クリスからの愛は驚きと悦びに溢れていて……

   プロローグ

「あ、あぁっ、ああっ!」
 天窓から差し込む月明かりが、あられもない姿で寝台で乱れる女性の肌を優しく包むように照らしていた。
 彼女の名はエレオノーラ・ボガード。弱冠二十一歳でエッジガルド王国の第四騎士団の団長に抜擢されたことだけでなく、吟遊詩人に歌われるような戦女神ごとき美麗な容姿でも知られた女騎士だった。
「あ、ぁあっ……ああ、あああ、あ、ん、んっ」
 普段は禁欲的な制服の下に隠されている肌は白くきめ細やかで、極上の肌触りを持っていた。豊かな乳房は弾力がありながらも柔らかく、離れ難くなるほど心地良かった。
 高価な香油で日々手入れされているエレオノーラの長い黒髪は黒曜石のように艶やかで、体温が上がることでその香りが強くなり、まるで男を誘惑するかのように甘く香った。
「あぁ、あ、そこ、いっ……ひぃ、あっ、ぁあ、あぁん」
 浅い場所で繰り返される突き上げに切なげに眉を寄せ、声を抑えることだけでなく、羞恥心すら忘れてしまったかのように、エレオノーラは喘ぎ啼いた。
「っつぁ……あぁ、い、いいっ……あぁん、んっ」
 黒髪が上気し汗ばむ肌に張り付き、アメジストの瞳は絶え間なく与えられる快楽に揺らいで悦びの涙をこぼした。騎士であるエレオノーラは多少の肉体的苦痛で涙を流すことはなかったが、男との交わりにより与えられる快感には弱く、アメジストの瞳からは涙が次々と零れ溢れるのだ。
「……あぁ、エレオノーラ。あなたの涙はまるで媚薬のようです。口に含むとあまりの甘さにもっともっと欲しくなって、あなたを食い尽くしてしまいそうになるっ……」
 その涙を一滴すら零さぬように丁寧かつ執拗に目尻から頬へと舌を這わせた男は、エレオノーラに埋め込んだ己の分身をさらに奥へと進め、中を味わうように抜き差しした。
 騎士であるエレオノーラの裸体は無駄なく引き締まっていたが、肌は女性特有の柔らかさを失ってはおらず、張りのある豊かな胸は荒い息と共に揺れ、先程まで舌と指でさんざん愛された先端の果実は硬く勃ち上がって、エレオノーラを抱く男の眼を楽しませていた。
「ひぁ、ああ、ああん!」
 羞恥に耳を覆いたくなるほどいやらしい水音をたてながら、熱い楔がエレオノーラを容赦なく貫き、その絶妙な抽挿で淫らで甘い喘ぎを上げさせ続ける。
「んぁ、ああ、あ、あんっ……はぁ、あぁ、あ、うぅっん、んんっ」
 すでに二度、たっぷりと精を注がれていたそこは男の動きに合わせて愛液と白濁とが混じり合った蜜を結合部から溢れさせながら深々と咥え込み、さらなる奧地へと誘った。
「あぁ、クリスッ、ああ……ん、んっ……わ、わたし、もう、もうっ……あ、はぁ、ああ、ああん!」
 食い尽くさんばかりに貪られた濡れた唇から出るのは、言葉ではなく音だった。
 まるで、この身体が楽器にでもなってしまったようだと、エレオノーラは蕩けた脳で考えた。
「あ、あぁ、ああ! ん、んっ、あ、クリス、クリスッ……ああ、ひあぁ、あんっ」
 エレオノーラという楽器を奏でることができるのは、今、ここで彼女を抱いているこの男……エッジガルド人に多い黒髪のエレオノーラとは対照的な珍しい銀髪に、海の青を思わせる碧眼、品良く整った顔を持った男――クリス・ヴェディシュだけ、だった。
 女性としては背丈のあるエレオノーラよりも、頭一つ分はゆうに越える長身。エッジガルド王立騎士団の制服の下に隠された身体は無駄なく鍛えられ、エレオノーラの恥じらいによる抵抗も難なく抑え込み、思うままにその肢体を暴いていった。
「エレオノーラ……あぁ、あなたのここはなんと淫らで貪欲なのでしょうっ……ふふ、御自分でお分かりになりますか? 私を離したくないと必死で食らいつき、嬉しそうに飲み込んでいますよ?」
「クリッ……んぁっ、ん」
 この一週間で男に愛される悦びをクリスにより教え込まされたエレオノーラの身体は情欲を露わにしたその声と言葉にすら感じてしまい、宙に浮いたつま先をびくんびくんと跳ねさせた。
「あ、はぁんっ!」
「……あぁ、良いですね。その反応」
 エレオノーラのその過敏なまでの反応を見て、嬉しげに眼を細めたクリスは腰をさらに激しく使い、淫靡な泉と化したエレオノーラのそこを攻め立てた。
「ひぃっ!?」
「さぁ、啼きなさいっ……啼いて、泣いて、身体も心も私でいっぱいになってください、エレオノーラッ」
 抽挿を止めることなく、クリスが左手を淡い茂みに差し込み硬く尖った肉芽へと伸ばし擦り上げ、捏ね繰り回すとエレオノーラは喉を仰け反らせ、昂ぶる熱に浮かされたように喘ぎ悶えた。
「ぁあ、あ、だめ、んっ……はぁ、はぁっ、ふ、ぁん、あぁあ、ぁあああっ!」
 敏感な場所を同時に攻められたエレオノーラは、あっと言う間に絶頂へと登りつめ。
「あ、ぁあ、クリス、クリスッ、そんなことされたら、私、私っ……あ、ぁああああああっ!」
 身の内に埋められた男を締め付けながら達し、心身共に疲れ果てたエレオノーラが意識を手放すことをクリスは許してはくれなかった。
「くっ……あぁ、エレオノーラ。いけません、まだ終わりではありませんよ?」
「ぁ……え? ひぁあっ!?」
 エレオノーラの閉じかけた眼は下肢への強い刺激に見開かれ、助けを求めるかのように自分を見下ろす碧い瞳を見つめた。
「ク、クリスッ……ぁ、あ、もう許しっ……」
「駄目です。あなたがお祖母様に宣言してしまったんですから。来年の春までに曾孫の顔を見せるって……御自分の発言には責任もってくださいますよね?」
「あ、え、うっ……だがっ……」
「回数を増やせば、妊娠の確率は上がります。それに……あなたのここは、まだ私が欲しいと泣いておねだりしていますよ?」
「なっ!?」
 昼間のクリスは、エレオノーラに傅《かしず》かんばかりの勢いで献身的に仕える優秀で忠実な部下であったが、夜になるとその立場は逆転し……。
「では、再開致しましょうか?」
 病的なまでの独占欲を隠さず、執愛を露わにしてエレオノーラの心身を束縛した。
 クリス・ヴェディシュは半年前からエレオノーラの部下であり――一週間前からは、彼女の“夫”でもあった。

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